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口周りの乾燥の原因とカサカサを予防する対策

更新日:2017/11/29 公開日:2014/06/01

口周りの乾燥に悩んでいるという女性は多いでしょう。顔の印象は口周りによってかなり左右されるそうです。口周りが乾燥してカサカサしていたら、他人に与える印象もかなり悪くなってしまいますから、早め早めの対策をしたいところです。

口周りの乾燥のとして、さまざまな要因が考えられます。まずはその要因を解説し、対策法を見ていきましょう。

口周りの乾燥の原因

口周りは、顔の中でも皮膚が薄い部位です。また、物を食べたり飲んだりする部位の周りであるため、汚れたり濡れたり、それを拭いたりと、刺激を受けやすい部位でもあります。そのため、乾燥しやすく、一度乾燥するとなかなか良くならないという人も少なくないかもしれません。

症状の改善のためには、乾燥の原因について知り、その対策をしっかり行うことが大切です。口周りの乾燥は、生活習慣やスキンケアからくるものが多いですが、皮膚疾患に伴って皮膚乾燥が引き起こされる場合もありますので注意が必要です。

生活習慣による皮膚乾燥

日常的な生活習慣の積み重ねの中に、口周りの乾燥を悪化させるものがあります。

摩擦などの刺激、間違ったスキンケア、食生活の乱れなどは、口周りの乾燥の主な原因といえます。

摩擦などの刺激

前述したように、口周りは皮膚が薄い部位です。そのうえ、飲食、歯磨き、口をゆすぐなど、汚れたり濡れたりする刺激、拭く行為や口紅を落とすときの摩擦など、乾燥を悪化させる要因が加わりやすい部位でもあります。

汚れはすぐに落とす、口を拭うときは優しく行う、洗顔の際もこすらないようにするなど、刺激や摩擦を避けることが大切です。

間違ったスキンケア

洗いすぎやこすりすぎにより、角質のバリアが破壊されると、角質の水分量が減り、乾燥しやすくなります。かつ、口周りは凹凸が多いため保湿剤の塗りむらが起きやすく、保湿不足により乾燥が進むこともあります。

クレンジングや洗顔の際はこすらないように優しく行い、洗顔後は保湿剤をきちんと塗るようにしてください。

また、口紅の選び方に問題があるというパターンもあります。落ちにくい口紅は便利ですが、洗浄力の強いクレンジング剤を使わざるを得なくなり、口周りの皮膚に負担をかけてしまう場合もあります。

食生活の乱れ

食生活の乱れによる栄養不足も、口周りをはじめとする肌の健康に影響する一因です。

特に、皮膚や粘膜を正常に保つことに必要なビタミンやミネラルが不足しないように、バランスの良い食生活を心がけましょう。

皮膚疾患に伴う乾燥

皮膚に炎症が起きると、皮膚のバリア機能が障害され、皮膚乾燥が引き起こされる場合があります。

口周りに起きやすい皮膚炎としては、主に以下のものがあげられます。

〇舌なめ皮膚炎(舌なめずり皮膚炎)

〇接触皮膚炎

〇アトピー性皮膚炎

舌なめ皮膚炎(舌なめずり皮膚炎)

文字どおり、舌で口周りをなめてしまうことによって起こる皮膚炎です。子供に多い皮膚炎ですが、大人でもなめる癖がある人には起こることがあります。

口周りが乾燥していると、舌でなめて濡らしたくなりますが、唾液の刺激や、舌で摩擦することが刺激になり、角質のバリアが破壊され、皮膚乾燥が悪化します。さらに進行して皮膚表皮細胞が傷害されると、表皮細胞から炎症を引き起こす生理活性物質が放出されて、皮膚炎を引き起こします。皮膚炎は角質のバリアをさらに破壊し、皮膚炎と乾燥が悪化していくという悪循環に陥ってしまう場合もあります。

口をなめる癖や口周りをこする癖がある人は注意しましょう。

接触皮膚炎

いわゆる「かぶれ」といわれるもので、外部から皮膚に接触した物質により引き起こされる皮膚炎のことです。その成因により、刺激性接触皮膚炎(接触した物質の刺激により起こる皮膚炎)とアレルギー性接触皮膚炎(接触した物質にアレルギーをもつ人に起こる皮膚炎)に分けられます。

口周りは皮膚が薄いため、外的刺激に弱く、口紅やリップクリーム、歯磨き粉など、口や口周りに触れるもので接触皮膚炎を起こす場合もあります。

しっかり保湿をしていても、口周りの乾燥が治らない人は、口や口周りに触れるものを見直すことも検討してみてください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の方は角質のバリア機能がもともと弱く、接触した物質の刺激により皮膚炎を起こしやすいため、アトピー性皮膚炎の部分症状として口周りの皮膚炎や乾燥が生じることもあります。

口周りの乾燥の予防と対策

ここまで口周りの乾燥を引き起こす原因を見てきましたが、今度は乾燥を改善するための対策をチェックしましょう。

生活習慣による乾燥への対策

生活習慣による乾燥に対しては、その習慣を変えることが最善の方法です。

口周りを拭くときは優しく行う、洗顔の際にこすらないようにする、舌でなめすぎないようにする、食事や歯磨きの際の汚れはすぐに落とすなど、摩擦や刺激を避けるようにしてください。

角質層のバリア機能を保っておけば、刺激から皮膚を守ることができるので、適切な保湿も大切です。乾燥があるときは、刺激の少ない保湿剤で保湿をしましょう。そして、塗りむらのないようきちんと塗るようにしてください。

また、食生活を含めた生活の乱れも、皮膚乾燥を悪化させる一因になります。食事はバランスよく食べ、規則正しい生活を心がけましょう。ビタミンA、ビタミンB群、亜鉛などのミネラルが多く含まれる食品(レバー、卵、乳製品、大豆製品、緑黄色野菜など)を多めに摂るとよいと思います。

皮膚疾患に伴う乾燥への対策

口周りに皮膚炎があり、それが乾燥の原因になっている場合は、皮膚炎の治療をすることが必要になります。

かぶれが疑われる場合は、リップクリームや口紅、歯磨き粉など触れているものを除去することで改善が期待できます。

皮膚炎が軽症であれば、前述の生活習慣の見直しに加え、ワセリンなど刺激の少ない保湿剤で保湿をしっかり行えば、良くなることも多いのですが、炎症が強くなると、それだけでは改善しない場合もあります。

症状が強いときは皮膚科を受診しましょう。

まとめ

口周りの乾燥の原因には、主に以下のものが考えらます。

〇摩擦や触れるものによる刺激

〇間違ったスキンケア

〇食生活の乱れ

〇なんらかの皮膚疾患(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎など)

このことから、口周りの乾燥への対策としては、刺激や摩擦を避ける、保湿をしっかり行う、バランスの良い食生活を心がけるなどの生活習慣の見直しがあげられます。

しかし、皮膚疾患にと伴う乾燥は、もとにある皮膚炎の治療をしないと良くならない場合もあり、症状が改善しない場合や、悪化する場合は、自己診断に頼らず医師の指示に従いましょう。

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