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乳児の「おむつかぶれ」の原因とケア方法

更新日:2017/07/19 公開日:2013/06/01

おむつかぶれは、ほとんどの赤ちゃんが何度か経験する肌トラブルです。医学的に「おむつ皮膚炎」とも呼ばれます。おむつによる蒸れや、おむつの中の尿や便が刺激となって赤ちゃんのおしり、肛門、性器、太ももあたりに炎症が起こります。

肌が薄くバリア機能も不十分なため、赤ちゃんの肌はすぐに炎症を起こしてしまいます。赤くなる場合もあれば、白くなる場合もあり、発疹が現れたり、全体的に真っ赤になったり、カサついたりなど症状はさまざまです。おむつのギャザーが当たるところにもできやすいですが、あせもとの見分けが難しい場合もあります。

見た目になんらかの炎症が現れるので気づきやすいのですが、他に、おしりを拭くと痛がって泣いたり、おむつを外すとおしりをかこうとするなどの行動が見られたら、おむつかぶれを起こしかけている可能性があります。おむつかぶれの原因も症状もさまざまですが、適切なケアを行えば、おむつかぶれを起こすリスクを軽減できるでしょう。

おむつかぶれの原因

おむつかぶれの原因が一つというのはまれで、多くの場合、複数の原因が重なっておむつかぶれを起こしています。主な原因をご説明します。

尿や便

尿は排泄してから時間がたつと分解がすすみ、尿素がアンモニアになると肌に刺激を与えます。便は腸内細菌などを含み、尿以上に強い刺激性があります。尿と便が混ざり合った状態ではアルカリ性で、雑菌や微生物が増殖しやすい環境になり、一層肌への刺激は強くなります。下痢の場合、特に刺激が強くなります。

おむつによる蒸れ

尿や便をしていなくても、赤ちゃんの汗で、おむつの中は高温多湿の蒸れた状態になります。薄くデリケートな肌はふやけ、傷つきやすい状態になります。

おむつ擦れ

おむつのギャザーの入ったウエスト部分や足の付け根周りは、おむつの擦れによって肌に傷がつきやすい状態になります。テープタイプの紙おむつをきつくしすぎたり、紙おむつのサイズが合っていなかったりする場合にも、擦れによっておむつかぶれが生じやすくなります。

カンジダ菌(カビの一種)

高温多湿のおむつ内部は、カビが繁殖しやすい環境で、「カンジダ」というカビが繁殖することで炎症を起こすおむつかぶれもあります。他の原因によるおむつかぶれとは区別して「乳児寄生菌性紅斑(にゅうじきせいきんせいこうはん)」とも呼ばれます。

おむつかぶれのケア

おむつかぶれを予防するには、まめにおむつを取り替えることが一番。また、おむつ替えの際に、おしりふきでごしごしこすりすぎず、やさしく扱うことも大切です。とにかく、清潔に保つよう心がけましょう。下痢の場合や便がへばりついて取れにくい場合には、シャワーで流すか、ペットボトルに入れたぬるま湯で流すなど、こするよりは洗ってあげた方がよいです。また、おむつ替えですぐに新しいおむつを付けてしまわず、風通しのよい場所でおしりを外気にさらしてあげるのも効果的です。

おむつかぶれを起こしてしまったときは、基本的には原因に合わせてケアを行うのが効果的です。原因に心あたりがあれば、まずは原因となっている刺激をなるべく与えない工夫をします。

セルフケアでどうにもならない場合は、医師に相談することをおすすめします。原因がカンジダ菌であった場合、抗真菌剤の塗り薬による治療が必要となり、他にも処方された塗り薬を塗っただけで症状が早くおさまることもあります。

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