スキンケアを意識していない男性でも、ほとんどの方がやっているスキンケアは「洗顔」です。普段メークをしない男性ならば、肌の汚れを落とす洗顔は、最初に行うスキンケアと言えます。
しかし、洗顔だからといって簡単にすませることはできません。男性の多くは、本当に正しい洗顔を行うことができているのでしょうか?その後のスキンケアにもつながる重要な洗顔について、ここでは正しい方法を解説していきます。
男らしい、ワイルドな洗顔はNGです
まず、多くの男性がやってしまいがちなのが、手でゴシゴシと顔をこするように洗ってしまうことです。肌は思っている以上に繊細で、ちょっとした摩擦や刺激で肌荒れを起こし、さらなる肌トラブルを招きます。
テレビCMでタレントがサッパリと洗いあげるシーンや男らしいスタイルが印象的ですが、正しい洗顔には男らしさは不要です。理想の洗顔とは、女性がたっぷりの泡でやさしくなでるように洗うスタイルで、男性も同じように洗うことが重要です。
正しい洗顔の手順
それでは、順を追って正しい洗顔方法を解説していきます。
まず、ぬるま湯だけで顔全体を洗います。このとき、手で肌をこするような洗い方はNG。お湯でやさしく流してあげるように洗います。これだけで表面についている汗やホコリは十分に落ちます。
続いて顔に残っている余分な皮脂を落とすために石鹸や洗顔料を使います。このとき、きめ細かい泡をつくるようにしましょう。泡立てるのにはコツが入るので、はじめは泡立てネットを使うのがおすすめです。たっぷりの泡が立ったら、それを顔にのせます。手で肌をこするのではなく、泡を肌の上で転がすように、クルクルとまわしてあげます。
洗顔は手ではなく、泡で洗い上げるのです。きめ細かい泡ほど、毛穴の奥の方まで泡がとどくので、しっかりと洗顔することができます。男性の場合、おでこや鼻のあたりに皮脂が多く分泌される方が多いので、そこの部分は少し多めに泡で洗ってあげましょう。
一通り洗いあげたら、今度はぬるま湯でしっかりとすすぎます。このとき「ちょっとやりすぎかな?」というくらい、最低でも20回以上すすぐようにしましょう。
その後、タオルで顔をふきますが、このときもゴシゴシこするのは、肌に負担となってしまうのでNGです。肌の表面についた水滴をそっと押さえてあげるようにぬぐいます。そして保湿ケアへと進んでいきます。
必要な皮脂まで落とさないように
洗顔は汗やホコリ、余分な皮脂を落とすことが目的です。よく勘違いしてしまうのが、必要な皮脂までサッパリと落としてしまうこと。しっかり洗ったときのサッパリとした感じは気持ち良いものですが、つっぱり感などがある場合は必要な皮脂まで落とした、間違った洗顔です。
最初はなかなか慣れないかもしれませんが、洗顔後のサッパリした感じにならないよう、控えめな洗い方をしてみましょう。
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