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汗をかくことはアトピー肌に必要なこと

更新日:2016/12/09 公開日:2013/08/29

アトピー性皮膚炎にかかっている方の中には、汗をかかないようにしている方が多いようです。それは、汗をかいてしまうことで肌に塗った保湿剤が落ちてしまうこと、炎症を起こしている部分がしみるなどの心配があるからです。

また、汗をかくことで皮膚がかゆいと感じてしまう方もいるようです。たしかに、汗の中には炎症を引き起こし、かゆみを発生させる物質が含まれているのも事実です。

しかし最近では、汗をかかないようにすることの方が、アトピーを悪化させてしまうと言われているのです。その理由は、汗が持っている機能に関係しています。

汗がアトピー肌をサポートする

暑いと感じたときや運動をしたときに汗をかくのは、私たちの体に備わっている生理現象です。つまり、汗をかくということは、体の健康状態を保つために必要なことなのです。たとえば、汗の働きにはこんなものがあります。

・水分量の保持

汗をかくことで角質層に水分を供給し、うるおいを与えてくれます。これは肌バリア機能を高めることにつながります。アトピーの肌は水分が不足している状態のため、水分量の保持が大切です。

・皮膚の温度調節

汗が蒸発するときの気化熱を利用して、皮膚や体内の温度を下げてくれます。皮膚のかゆみは、体温が37℃のときにもっとも感じやすいと言われています。汗をかいて体温を下げることで、かゆみを抑えてくれる役割を果たしてくれます。

・抗菌成分の供給

肌バリアを失ったアトピーの肌は外部からの刺激に弱く、汗に含まれている免疫グロブリンや抗菌ペプチドが肌を守ります。

以上のことから、汗にはアトピー肌をサポートしてくれる機能があります。冒頭でも書いたとおり、炎症を引き起こし、かゆみを発生させる物質が含まれていますが、汗をかき続けることで肌が慣れ、汗が持つ良い機能を体感することができます。

アトピーの方は発汗量が少ない

そもそも、アトピーの方は、他の人と比べても汗をかきにくい方が多いと言われています。これは、皮膚のバリア機能が破壊されているため、汗管から汗がうまく排出できないこと。さらに発汗をコントロールする自律神経の異常によるものだということが注目されています。

また、症状の悪化を恐れ、汗をかかないよう入浴や運動を控える習慣を送る方が多いようです。汗をかかないようにすると、余計に汗をかかない体になってしまいます。

汗をかく習慣が、アトピー克服へとつながる

汗をかくということは、体を守ることにつながります。汗をかかないようにしていたアトピーの方は汗をかくことを恐れず、汗をかく体を戻し、肌にとって良い生活環境で過ごしましょう。

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