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ほくろが痛いときは病気に注意?

更新日:2016/12/09 公開日:2013/09/24

ほくろは良性の腫瘍で、特に気にならなければ取る必要はないといわれています。しかし、痛みやかゆみ、炎症、出血などを伴うような場合は、ほくろの病気を疑う必要性があります。そこで、今回は痛みをともなうほくろについて解説します。

痛みをともなうほくろ

もし自分のほくろに、痛みがあったり、かゆみがひどかったり、触ってもいないのに出血していたり、炎症を起こしてしているように見えたりした場合には、悪性のほくろである可能性があります。これまでずっとあった一見すると普通のほくろが、悪性であることがはっきりしてることもあります。このようなほくろは、ほくろの癌である可能性も高いため、早急に医療機関を受診する必要があります。

ほくろが痛む病気

上記に述べた通り、自分のほくろに痛みやかゆみ、出血、じゅくじゅくした感じなどがあれば、ほくろの癌(がん)が疑われます。正式には、悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれ、メラニンを作るメラノサイトという細胞が悪性化したものです。その他、一見黒く、ほくろのように見える基底細胞癌や、隆起したり、出血したりする有棘細胞癌なども鑑別にあがり、それぞれ基底細胞、有棘細胞という皮膚の角化細胞が悪性化した癌です。

この悪性黒色腫は、皮膚や髪の毛の色素を作るメラノサイトと呼ばれる色素細胞が癌化し、皮膚や爪に黒いシミや、盛り上がったほくろの様な形で現れるのが特徴です。

悪性黒色腫の原因は、現在まだ解明されていませんが、主に紫外線による影響や外的刺激が要因だと考えられています。特に皮膚癌の中でも悪性度が強く、できる場所も様々です。皮膚以外にも正常で色素細胞の存在する部位に発生します。日本人では脚、特に足の裏に最も多く、次に頭・顔・首に多くみられ、体幹、手・指、爪、まれに眼球脈絡膜、口腔~咽頭などの粘膜、脳軟膜などにもできます。発症する年齢は、男性で60歳代、女性では70歳代が最も多いといわれています。

悪性黒色腫の治療方法

もし、ほくろが悪性黒色腫だと分かった場合には、早期に手術し、完全に切除すれば完全寛解につながるといわれています。ただし、癌が早期であった場合には、普通のほくろと見分けがつきづらいために、「昔からあるほくろに変化が出てきた(急に大きくなった、形がいびつになった、濃淡が出てきた、盛りあがてきた、など)」「急にいつもとちょっと違うほくろができた」、「少し痛む」、「かゆい」などのちょっとした症状を見逃さないことが大事です。特に、直径5mm以上になってしまった悪性黒色腫は要注意といわれており、リンパ節に転移してしまえば、肺や肝臓、脳などへの転移の恐れもあります。進行してしまった悪性黒色腫に対しては、手術、化学療法、免疫療法などいろいろな手段を組み合わせた集学的治療が行われます。

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