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「ストレス・コーピング」でアトピー改善

更新日:2016/12/09 公開日:2014/01/07

ストレスとアトピーは密接に関係しています。過度のストレスが溜まるとアトピー症状が悪化し、また、逆にアトピー症状の悪化がストレス要因となる場合もあります。

ストレス・コーピングとは

アトピー予防には「うまくストレスを解消する」とか「ストレスを溜めない」などといわれますが、ストレスをコントロールするストレス・コーピングという技術をご存知でしょうか。コーピングとは、英語の「cope=問題に対処する」に由来し、ストレスに対してなんらかの対処行動をとって平常な状態に戻す行為をストレス・コーピングといいます。たとえば、上司から同じように叱られて「いつまでも落ち込んでいる人」もいれば、「それはそれとして、すぐに気持ちを切り替えられる人」もいます。これはストレスに対する対処の違いですが、先天的なものではなく、訓練次第で誰でも身に着けられるものなのです。ストレス・コーピングの方法は、大きく以下の2つに分けられます。

問題焦点コーピング

ストレスの要因そのものに働きかけ、それ自体を変化させて解決を図ろうとすること

(例:対人関係がストレッサーである場合、相手の人に直接働きかけて問題を解決する)

情動焦点コーピング

ストレスの要因そのものに働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えようとすること

(例:対人関係がストレッサーである場合、それに対する自分の考え方や感じ方を変える)

ストレッサーそのものが対処によって変化可能な場合は問題焦点コーピングが適当で、ストレッサーが対処によっても変化可能でない場合は情動焦点コーピングが適当であると考えられます。

今回は、心理学的アプローチストレス・コーピングをアトピー症状に対して応用することについて、詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

素の自分を知る

まずは、アトピーに関して、自分はどんな思いを抱いているのかを知りましょう。たとえば、「アトピーじゃなければもっと…だったのに」とか、「アトピーじゃない人が羨ましい」とか、「なんで私だけこんな思いをするんだろう」とか、いつも心の中で呟いているネガティブな呟きを紙に書き出してみてください。

ここでは、「こんなささいなこと…」と迷わずに、どんどん書き出していくのがポイントです。自分はアトピーに関してどんなストレスを抱いていたのか、どんな風にマイナス思考に陥っていたのかが見えてくるはずです。

コーピングスタート

ネガティブな呟きが出つくしたら、一つひとつに修正を加えていきます。ネガティブを黒で書いたら、赤ペンに持ち替えて、訂正を書き込んでいくとわかりやすいと思います。ここでポイントは、「非論理的」な部分を正すことです。

たとえば、「アトピーのせいで好きなものが食べられない」というネガティブセンテンスは、「アトピーがひどくなる可能性があるため、一部の食品は制限するようにしている」というのが正しいでしょう。自分の中ではすっかり口癖のようになっているセンテンスも、改めて読み返してみると、都合の悪いことをアトピーのせいにしていたり、決まってもいない悪い結果をアトピーだからと決めつけていたりと、おかしな部分に気づけるはずです。

ネガティブからポジティブへ、変えるのは今

次に、ネガティブからポジティブな方向へ発想を転換していきます。過去のことをあーだこーだいっても変わりません。未来への不安や不満にばかり囚われていてもらちがあきません。

今できることを、できる範囲でやっていく。素の自分を受け入れたうえで、ネガティブな呟きをポジティブに変えていきましょう。初めは意識して、非論理的だったネガティブ思考を打ち消してポジティブな呟きを続けていきます。すると、やがて自然とポジティブな思考・行動へと導かれ、ストレスも感じにくくなってくるはずです。

日常生活の中でのコーピング3つ

最後に、身近にあるコーピングを3つ、ご紹介します。

他者への働きかけ

アトピー症状が目に見えていると必要以上に気を遣われ、それがかえってストレスに感じられたり、あるいはアトピーをからかわれる場合があります。こんな時は、勇気を出して「そんなに気を遣わないで」とか「やめてほしい」といった意思表示もストレス要因を減らすためには必要です。

隠す

アトピー症状を人に見られたくない場合、衣類などで隠すのもコーピングの一つです。

逃げる

アトピーだからと逃げてばかりはよくありませんが、アトピー症状が酷い場合や特に外出がつらい場合、思い切って休みを取ったり外出を控えたりする「逃げ」の行動もコーピングの一つです。

上手くストレスをコントロールして、ポジティブ思考で日々を過ごせれば、アトピー改善の一助となると思います。ぜひ、実践してみてください。

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