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アトピー肌の化粧品選び(7)リップクリーム

更新日:2016/12/09 公開日:2014/05/01

アトピー肌の化粧品選び(7)リップクリーム

唇は、角質層がとても薄く皮脂腺や汗腺もないため、アトピー性皮膚炎ではない人でも乾燥しやすいパーツ。アトピー肌であれば、なおさら唇や口のまわりは乾燥しやすいため、慢性的に唇の荒れや乾燥に悩まされている方も多いのではないでしょうか。

このように、アトピー性皮膚炎の症状が唇や口まわりに発症して荒れてしまっている状態は、「アトピー性口唇炎」「アトピー性口角炎」という名称で呼ばれます。

アトピー性口唇炎・口角炎の症状とは

唇や口まわりの皮膚や口角が乾燥して、亀裂が入ったり、皮がめくれてしまうのが主な症状で、身体にアトピーの症状がなくとも、このような唇のアトピー性皮膚炎のみ症状が出る場合もあるので注意が必要です。

一般的な唇の荒れと異なるのは、唇とその周囲に色素沈着が見られることが多い点です。

ご自分の唇の荒れが、アトピー性によるものか、通常の乾燥による唇の荒れなのかを判断し、適切なリップクリームを選ぶ必要があります。

アトピー肌に必要なリップクリーム

唇の荒れがアトピー性皮膚炎に由来するアトピー性口唇炎や口角炎の場合は、リップクリームの添加物などの成分が刺激となり悪化してしまう可能性があります。

なので、『アトピー肌の正しい保湿ケアと保湿成分の選び方』で説明している肌への保湿の考え方と同様、「なるべく余分なものを排除し、唇の表面をしっかりガードする」リップクリームを選ぶようにしましょう。

具体的には、精製度の高いワセリン(「プロペト」や「サンホワイト」)がオススメです。このようなワセリンは、余計な添加物や不純物が含まれておらず、肌へ与える刺激が大変低いため、安心して使用することができます。

また、唇だけでなく、口角や口周辺の皮膚も荒れやすい場合は、その部分にもワセリンを塗布し、保護するようにしましょう。

口にする食べ物や歯磨き粉なども要注意

唇が荒れやすい、または既に荒れてしまっているときは、ワセリンで唇やそのまわりの皮膚を保護するだけでなく、口紅やグロスなどの添加物を含むものは使用しないでください。刺激に敏感になっている唇が、さらに炎症を起こしてしまう可能性があります。

また、歯磨き粉や食べ物が付着すると接触性皮膚炎を起こす場合がありますので、注意する必要があります。歯磨き粉には発泡剤である「ラウリル硫酸ナトリウム」などの刺激が強い成分が含まれているので、口内だけではなく、口のまわりに付着した歯磨き粉もきちんと洗い流すようにしてください。石鹸由来の洗浄剤を使用した無添加歯磨き粉を使うのもオススメです。

また、食べ物による刺激を極力減らすため、お醤油やドレッシングなどの浸透圧の高い液体が唇に付着してしまった場合はすぐに洗い流すようにしてください。

唇に炎症がある場合

炎症を生じているような場合は、ドクターに相談し、適切な処置をしてもらいましょう。皮膚科では、ステロイド剤などの外用薬や、場合によってはビタミンB2・B6の内服薬の処方などの治療を行います。

アトピー性口唇炎・口角炎が慢性化すると、炎症によって色素沈着が発生し、唇が黒ずんでしまうことがあります。「たかが唇荒れ」と放置せず、適切な対処を行うことが重要です。

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