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活性酸素の中の「フリーラジカル」とは?

更新日:2017/04/14 公開日:2014/06/01

「活性酸素」という言葉が知られるようになったのとともに、「フリーラジカル」という言葉の知名度も上がりました。美容・健康に関心の高い人であれば、フリーラジカルという言葉を聞いたことがないという人はめったにいないでしょう。ところが、言葉を知ってはいても、どれほどの人がこの意味を正確に理解しているでしょうか?多くの人は、活性酸素となんらかの関係がありそうだという程度の知識しかないかもしれません。

ここでは、活性酸素の性質を詳しく理解するために、フリーラジカルについてもしっかり知っておきましょう。

フリーラジカルとは

フリーとは、英語で「自由な」という意味です。一方、ラジカルとは「過激な」という意味です。フリーラジカルというのは、直訳すると「自由で過激な分子」ということになります。直訳では何のことかわからないかもしれません。この場合のフリーというのは、「対になっておらず不安定」という意味です。そして、不安定な分子は安定した形になりたがります。安定するためのもっとも過激な方法は、よそから電子を奪い取ってくることです。

つまり、フリーラジカルとは、「対になっていない電子(不対電子)を持っているので、ほかの分子から電子を奪い取ろうとする分子」なのです。この代表格が活性酸素だといえます。ですから、本来は酸素のことだけを指す用語ではなかったのですが、現在では、フリーラジカルというと活性酸素とほぼ同じ意味で使われることが一般的です。

フリーラジカルと活性酸素の違い

この2つはよく混同されがちです。あまり区別せずに使われているケースも少なくありません。しかし、厳密にはこの2つはイコールではありません。なぜなら、フリーラジカルではない活性酸素もあるためです。

活性酸素の半分はフリーラジカルではない

一般的に「活性酸素」というと、体内で作られる4つの活性酸素のことを指します。

  • スーパーオキシド
  • ヒドロオキシラジカル
  • 過酸化水素
  • 一重項酸素

しかし、このうちフリーラジカルに当てはまるのはスーパーオキシドとヒドロオキシラジカルだけです。つまり過酸化水素や一重項酸素はある程度安定した構造をしているということです。

活性酸素ではないフリーラジカルもある

狭義の活性酸素には含まれないフリーラジカルは、もっとたくさんあります。つまり、活性酸素とフリーラジカルはどちらか一方がもう一方を包んでいるわけではなく、互いに重なっている部分があるだけに過ぎません。

それでは、どうして混同されがちなのかというと、その重なっている部分にあるのがスーパーオキシドとヒドロオキシラジカルだからです。この2つの活性酸素は、その働きから4種類の活性酸素の中でも美容・健康の観点から注目されています。

フリーラジカルが過剰に生成される原因

フリーラジカルは、人間の代謝活動で大切な役割をもっているとされていますが、それが過剰に生成されると、細胞が傷ついたり、老化を促進させたりするおそれがあります。その原因の多くは、不規則な生活やアルコールの大量摂取、過重なストレス、偏りのある食生活などがあげられます。

フリーラジカルによる身体への影響

フリーラジカルが過度に生成されると、動脈硬化や糖尿病、パーキンソン病やアルツハイマー病といった脳神経疾患、糖尿病性網膜症や白内障といった眼科疾患、気管支喘息、がんといった幅広い疾患を引き起こす可能性があるといわれています。これは過度に生成された活性酸素もほぼ同様です。

フリーラジカルの分析・検査

フリーラジカルが過度に生成されていないかを調べる方法として、「酸化ストレス度チェック」と「抗酸化力チェック」を調べる血液検査があげられます。酸化ストレス度チェックは、フリーラジカルや活性酸素がつくるヒドロペルオキシドといった代謝物が、血液中にどのくらいあるかを数値化して測定します。抗酸化力チェックは、過度に働くフリーラジカルや活性酸素をどのくらい除去する力があるかを数値化して測定するものです。

フリーラジカルの対策

フリーラジカルや活性酸素を過度に生成させない方法として、生活習慣の改善と抗酸化食品の摂取などがあげられます。生活習慣の改善は、適度な運動、質のよい睡眠、そしてバランスのとれた食事をとることによって実現できます。抗酸化食品は、緑黄色野菜やセサミンが含まれているゴマ、ポリフェノールが含まれているワインなどがあります。

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