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過酸化脂質がたまる「過脂化」でシミができる?

更新日:2017/05/02 公開日:2014/06/01

過酸化脂質とは

シミの原因として最近話題になっているキーワードが、「過脂化」です。これは、酸化してしまった脂質(=過酸化脂質)が体内に溜まった状態のことで、さまざまな悪影響を身体に与えることがわかっています。肌に関しても、過脂化の影響は強く現れます。特に、メラニン色素が変質することが知られており、そのため、しつこいシミになってしまいがちだというわけです。

活性酸素によって過酸化脂質が作られる

過脂化は、活性酸素の働きによって起こります。細胞の老化の原因となる活性酸素ですが、この酸化作用は皮膚の脂質にも現れるのです。体内で活性酸素が増えすぎると過酸化脂質も増えるため、過脂化が引き起こされます。過酸化脂質は一度溜まると自然には排出されないため、近年では、活性酸素以上に過酸化脂質のほうが問題だと考えられています。

しつこいシミの元は過脂化したメラニン

色素沈着のメカニズム

シミの原因は色素沈着ですが、色素沈着そのものは肌細胞を守るための自己防衛システムです。皮膚が紫外線を浴びると活性酸素が発生します。必要以上の活性酸素は、細胞を傷つけ老化させてしまいます。そこで、そのダメージを一手に引き受けて肌細胞を守ろうとする部分があります。それがメラノサイトです。

メラノサイトといえば、シミの原因となるメラニン色素を作る細胞ですが、実はメラニン色素というのは、活性酸素によるダメージをあえて受けてくれているのです。酸化して黒くなることで、肌が傷つくのを食い止めてくれるというわけです。

※活性酸素とシミの関係について詳しくは、『活性酸素でシミができるメカニズム』をご参照ください。

過脂化しているとメラニン色素も過脂化する

肌のターンオーバーがうまく機能していれば、やがて黒ずんだ色素は垢となってはがれ落ちていき、元の肌の色を取り戻すことができます。ところが、過脂化した肌の場合は状況が異なります。過脂化しているとメラノサイトも影響を受けるため、「過脂化したメラニン色素」が生まれてしまうからです。通常のメラニンと過脂化したメラニンとの違いは、メラニンの生成過程からすでに現れます。通常よりも色が濃い色素を作り出すため、シミも濃い色になりがちです。

また、過脂化したメラニンを取り込んだ細胞は、根っこの部分が強力になってしまうため、肌に頑固に居座り続ける性質を持ちます。こうなると、シミを取り除くのは非常にやっかいです。

過脂化を予防する方法

過脂化の原因である過酸化脂質は、活性酸素を抑制する働きをもつ抗酸化物質が有効とされています。たとえば、カタラーゼやスーパーオキサイドディスムターゼといった体内にある抗酸化酵素は、体内で生まれた活性酸素を消す働きがあります。これらは、タンパク質や亜鉛、鉄、銅、マンガンといったミネラルがあることで細胞内で生成されて活性化します。したがって、タンパク質とミネラルを普段の食生活で摂取することが大切です。

そのほかに、ビタミンCやポリフェノール類、カロチノイド類といったものは、活性酸素を除去する栄養素とされており、食物から摂ることができます。

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