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イランイランの効果・特徴と使い方

更新日:2016/12/09 公開日:2014/08/01

イランイランの効果・特徴と使い方

名だたるブランドの香水の原料にもよく利用されるイランイラン。エキゾチックな甘さがあり、記憶にも残りやすい香りが特徴です。

南国の花らしい濃厚な甘さを感じさせる香り「イランイラン」 

イランイランは学名を「Cananga odorata」と言い、バンレイシ科の植物です。熱帯地方に分布するバンレイシ科は日本ではあまり馴染みがないですが、大きな果実を付ける南国独特の植物です。フィリピンのタガログ語で「花の中の花」という意味を持ち、黄や白、紫、ピンクの色をした曲線が美しい形の花を一年中咲かせます。

フィリピンのほか、マダガスカルやタヒチなど南国で生産されており、イランイランの精油は花から水蒸気蒸留法で抽出します。黄色い花から取れる精油が最高の香りとされています。

エキゾチックな甘さのある魅惑的な香りは、人によって好き嫌いがはっきりと分かれます。濃厚でセクシーな香りで、インドネシアでは新婚初夜のベッドにイランイランの花びらを散らす習慣があります。

イランイランの精油の香りは立ち上がりが早く長時間持続するため、トップ~ベースノートとされています。

ちなみにイランイランは、ひとつの原料を何度も繰り返し蒸留する「分留」という手法がとられています。1回目にとれるのがエクストラ、2回目がファースト、3回目がセカンド、4回目はサードと呼ばれており、徐々に精油の香りや成分が劣っていきます。

最高級のエクストラは精油や香水に用いられ、香りの立ち上がりが特に強く出ます。ファースト以降のものは石けんなどに利用されています。

イランイランの香りで心が高揚し、不安やストレスから解き放たれる

イランイランの香りには幸せな気持ちで満たされる感じや、ゆったりとした気分をもたらす効果があります。ストレスやイライラを改善してくれるでしょう。緊張を強いられたり興奮しているときに、その精神状態を解きほぐしてくれる効果が期待できます。

しかし、先ほども述べたように、好みがはっきりと分かれるのが特徴です。イランイランの香りを好きと感じる方にだけ、このような心理的作用が望めます。

イランイランの精油の主な成分は、リナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジルなどです。リナロールやゲラニオールには抗不安作用があり、過度の緊張による過呼吸や心拍をスローダウンさせる効果もあります。

また、喜びや官能的な高揚感、安心感、受容性をもたらす催淫効果があります。ベッドにイランイランの花びらを散りばめる習わしは、古くからイランイランのこの効果が認められてきた証しかもしれません。

また、イランイランには皮脂の分泌バランスを整える作用があるので、スキンケアにもオススメです。さらに、頭皮への強壮効果によって刺激を与えるので毛髪のケアにも効果が期待できます。南国では、ココナッツオイルにイランイランの精油を混ぜてヘアケアに使っています。

イランイランは香りがとても強いので、控えめの量で使うのがコツです。スキンケアに使う際は充分に希釈してから使いましょう。ボディ用では1%以下、身体用では0.5%以下の濃度としますが、香りが気になるときはより低い濃度に調整してください。

この濃厚な香りは稀に頭痛や吐き気をもよおすこともありますので、過度な使用は避けたほうが良いでしょう。

ブレンドして使いたい場合は、オレンジ、レモン、ベルガモットなどのフレッシュな柑橘系と合わせると爽やかさが加わります。ラベンダーのようなフローラル系もオススメです。同じ催淫作用のあるサンダルウッドと合わせてムードのある夜を演出するのも良いでしょう。

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