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アトピー発症の原因は「肌」と「生体リズム」にあり!?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/08/01

現代、先進国ではアトピー症状に悩む人が増加しています。その原因のひとつとして「化学物質の増加」があげられます。私たち日本人の生活は、戦後に比べると食生活も住環境も格段に豊かになりました。でもその反面、食べ物には防腐剤や添加物、化学調味料などの化学物質が大量に含まれるようになりました。

今では一人あたり年間に2kgもの化学物質を摂取しているとも言われています。また、生活環境全般においては消毒や除菌・殺菌に配慮された衛生的な環境が整い、細菌やウイルスにさらされる機会が激減しています。

清潔で衛生的なのは公衆衛生上よいことですが、行き過ぎた「清潔」や「無菌」の環境は健全な免疫システム構築には悪影響です。生活する上での快適さが必ずしも体にとってもよいこととは限りません。こちらでは、今一度、アトピー発症の原因を「肌」と「生体リズム」という観点からご紹介していきます。

肌のバリア機能の低下

肌には本来、外部からの刺激や化学物質が体内に侵入するのを防いだり、必要な水分などが体外に失われるのを防ぐ「バリア機能」が備わっています。バリア機能を司っているのが皮膚の最外層を形成している角質層です。角質層はレンガのように積み重なった「角質細胞」と、それを繋ぐセメントの役割を担う「細胞間脂質」からなっています。

そして、細胞間脂質の主成分「セラミド」が不足すると、バリア機能が低下し、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。実際に、アトピー性皮膚炎の方はそうでない方に比べてセラミドの量が約30%少ないというデータもあります。

神経線維が伸びるため刺激に弱い

アトピー性皮膚炎では、他の皮膚炎と比較しても、かゆみが強いという特徴があります。そしてこの強いかゆみは、かゆみを知覚する神経によることが最近の研究で明らかにされています。アトピー性皮膚炎では、通常は真皮に留まっている神経線維が表皮にまで伸びているため、外部からの刺激に敏感になり、強いかゆみを生じてしまうと言われます。

そして、神経線維が伸びてしまう原因として、肌のバリア機能が低下することによる肌の乾燥が挙げられます。かゆみを抑えるための投薬が必要な場合もありますが、かゆみばかりに目を奪われずに、肌のバリア機能を高めていくケアを続けていくことも重要です。

生体リズムの乱れ

アトピー性皮膚炎の原因として、免疫システムの異常、すなわちアレルギーがあげられます。そして、最近になって、自律神経の異常が免疫系統に関係していることが明らかになっています。自律神経は、緊張状態で優位となる「交感神経」と、リラックスした状態で優位となる「副交感神経」からなり、生体リズムに合わせて適時切り替わっています。

しかし、生活習慣の乱れやストレスなどによって自律神経に異常をきたすと、生理不順や体のほてり・冷えなどさまざまな不調が現れます。そして、その影響は免疫システムを司る「リンパ球」と「顆粒球」のバランスにもおよびます。

具体的には、副交感神経優位においては「リンパ球」が、交感神経優位においては「顆粒球」の増加がみられ、リンパ球が増えすぎるとアレルギー反応を起こしやすくなり、ひいてはアトピー性皮膚炎の悪化につながります。

肌のバリア機能を高め、規則正しい生活など、生体リズムを守った生活を送ることが、アトピー性皮膚炎を改善させる一つのポイントとなります。

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