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髪と頭皮によいシャンプーの選び方と洗髪方法

更新日:2017/11/29 公開日:2014/10/01

次々と新しいものが発売され、数えきれないほどの種類があるシャンプー。「地肌にやさしい」「無添加」など、さまざまな表示のものがありますが、本当に髪や頭皮によいシャンプーを選ぶには、どこに注目するのがいいのでしょうか。ここでは、頭皮によいシャンプーの成分や洗髪方法について見てみましょう。

シャンプーの分類

シャンプーのパッケージに、化粧品医薬部外品と書かれているのを目にしたことがあると思います。シャンプーは、薬事法という法律でこの2種類に分類されています。

化粧品は、人の身体を清潔に保ち容姿を美しくするためのもの。一方、医薬部外品は、医薬品より穏やかな薬効があるものと定義されています。この他にも、化粧品は全成分を表示する必要があり、医薬部外品には表示しなくてもよいといった違いがあります。

種類別に見るシャンプーの成分

さらにシャンプーは使われている材料によってさまざまな種類に分類されており、洗浄力が高く、肌への刺激が強いものから順に、以下の3つがあります。

  • 高級アルコール系シャンプー
  • 石けん系シャンプー
  • アミノ酸系シャンプー

また、商品のパッケージや容器に書かれている成分表示は、配合量の多いものから順に並べられているのが原則です。最初は水、その次が主な洗浄成分である界面活性剤です。それぞれに使われている界面活性剤の特徴や性質を知ることが、自分にあったシャンプーを見つける手がかりになるでしょう。

高級アルコール系シャンプー

高級とつくから値段が高いとか品質がよいというわけではありません。アルコールの分子に含まれる炭素数が多いものを高級アルコール、少ないものを低級アルコールと呼びます。

炭素数が多いものは泡立ちがよく、ほどよい洗浄力を持っています。一部に、天然由来の高級アルコールを原料とした界面活性剤が使われている商品もありますが、多くがラウリル硫酸、ラウレス硫酸など石油由来の高級アルコールを原料とした界面活性剤を使用しています。

石油由来の界面活性剤は、人によっては刺激が強すぎる場合があるので注意が必要です。市販されている安いシャンプーのほとんどがこの高級アルコール系です。

石けん系シャンプー

多くの商品に、洗浄成分として天然由来の油脂や脂肪酸にアルカリを反応させて作られた界面活性剤(石けん)が使われています。成分表示にも、脂肪酸、石けん素地などの文字が含まれています。

石けんの多くが天然由来の原料をもとに作られており、古い歴史をもち、人間が長く使ってきた界面活性剤であることから、石けん系シャンプーも安全・自然志向の方に好まれています。アルカリ性で洗浄力も強く、毛穴の汚れも落としてくれますが、正しく使わないと皮脂をとりすぎるという特性もあります。

アミノ酸系シャンプー

上記2つのタイプと比べて刺激が弱く、頭皮にもやさしい天然由来の高級脂肪酸にアミノ酸を反応させて作られた界面活性剤が使われています。成分表示には、メチルアラニン、グルタミン酸の文字が含まれていたり、表示の上のほうにココイル~、コカミド~、ラウロイル~などとついた成分名があるものが、このタイプのシャンプーに該当します。

肌の弱い方、乾燥しやすい髪質や頭皮の方などにおすすめで、よく美容院で使われています。洗浄力も強くないので、しっかりした洗い心地が好みの方には向きません。

髪と頭皮によいシャンプーとは?

3種類のシャンプーを紹介しましたが、それでは頭皮や髪によいシャンプーはどれでしょう?一般的には、アミノ酸系シャンプーが低刺激でやさしいとされています。

頭皮や髪にトラブルがあった場合、アミノ酸系を選ぶのが比較的安心です。しかし、必ずしもアミノ酸系シャンプーにすればよいというわけではなく、大切なのは肌や髪質に合ったシャンプーを選ぶことです。

普段使っているものが高級アルコール系シャンプーで、特にトラブルがなければ、そのまま使い続けてもよいでしょう。高級アルコール系シャンプーで肌トラブルが起きた場合は、肌にやさしいアミノ酸系シャンプーを使ってみましょう。敏感肌や乾燥肌タイプの方におすすめです。

ただし、オイリー肌タイプの場合は少し注意が必要です。皮脂分泌が多い肌質の場合、洗浄力の弱いアミノ酸系シャンプーでは頭皮の皮脂を落としきれないことがあり、毛穴づまりを起こしてトラブルの原因になる可能性があります。

また、高級アルコール系シャンプーでは、パーマやカラーが長持ちしにくいことがあります。やさしい洗浄力のアミノ酸系シャンプーにすることで長持ちしやすくなるケースもあります。

石けん系シャンプーですが、頭皮がベタベタして髪にもハリが無いという方におすすめです。ただし、アルカリ性で洗浄力も強いので、正しく使わないと髪がきしみ、ごわつくこともあります。気になるときは酸性のリンスを使うとよいでしょう。アルカリ性に傾いた髪が中和され、きしみやごわつきを和らげてくれます。

無添加シャンプーは頭皮によい?

化粧品や石けん同様、シャンプーにも無添加と表示された商品があります。無添加と表示されていると、なんとく体によいものと考えてしまってはいないでしょうか。

無添加というのは、「何かを添加していない・配合していない」という意味です。何を配合していないかは、商品によって異なります。一般的に無添加というと、1980年に厚生省(現在の厚生労働省)が定めた「表示指定成分」が配合されていない商品を意味しています。この表示指定成分とは「使う人の体質によって、ごくまれにアレルギーなどの皮膚障害を起こすおそれがある」といわれる103種類の成分のことですが、30年以上が経過した現在では、さらなる成分が次々と開発されており、なかには当時は存在しなかった有害成分が存在している可能性もあります。

また、何をもって「無添加」と表示しているか、その基準や定義はメーカーの判断にゆだねられています。シャンプーに配合されている添加物には、界面活性剤のほか、防腐剤や酸化防止剤、鉱物油、香料や着色料などがありますが、これらはシャンプーの泡立ちをよくしたり、色や香りを楽しんだり、シャンプー剤の品質劣化を防ぐために欠かせません。価格の安いシャンプーを選ぼうとすると、多くの添加物を避けられないこともあるでしょう。

そのため、「無添加だから安心」と考えるのではなく、成分表示をしっかり読んで、自分自身で判断する習慣を身に付けることも大切です。

頭皮によいシャンプーを使った洗髪方法

美しい髪をキープするには、シャンプーなど毎日のヘアケアで頭皮をいたわることも大切です。下記にその手順をまとめました。髪を洗う際に参考にしてください。

  1. シャンプー前にブラッシングして汚れを浮かせておく
  2. ぬるま湯で素洗いして余分な汚れを落とす
  3. シャンプーを十分に泡立ててから髪になじませる
  4. 指の腹をつかって、地肌をマッサージするようにやさしく洗う
  5. ぬるま湯で頭皮のすみずみまで丁寧にすすぎを行う
  6. タオルで押さえるように水気を取り、ドライヤーで髪の根元から乾かす

頭皮にやさしいシャンプーは洗浄力が弱めですので、汚れや皮脂がよく落ちるよう下準備をしたり、時間をかけて丁寧にあらう必要があります。頭皮にはけして爪を立てず、やさしく洗いましょう。また、熱すぎるお湯は頭皮を乾燥させるので避けましょう。

すこやかな髪と頭皮を作るのに欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に活性化します。ヘアサイクルを活性化させるためにもシャンプーは就寝前に行い、余分な皮脂や整髪料、ホコリなどを落として頭皮を清潔に保つようにしましょう。

まとめ

シャンプーは界面活性剤の種類によって大きく3つに分類できます。髪や頭皮への影響を考えた場合、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーがおすすめですが、アミノ酸系シャンプーは洗浄力が弱いため、皮脂分泌の多い方や毛穴づまりが気になる方には、物足りなさを感じることがあります。

シャンプーの成分をしっかりチェックし、頭皮をいたわるシャンプーを心がけるて、健康な頭皮環境をキープしましょう。

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