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フコイダンが免疫力を高めるって本当?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

フコイダン(ふこいだん)の効果

免疫力を高める栄養成分として近年注目を集めているのが、昆布やもずくといった海藻に含まれる「フコイダン」です。フコイダンには、本当に免疫力を高める作用があるのでしょうか。近年行われている研究の結果とともに解説します。

免疫力を高める

免疫力を高めるとして注目されているフコイダン。フコイダンで免疫力が高まると言われている理由について解説します。

フコイダンには免疫力を高める作用がある?

1970年代以降、盛んに研究されるようになったフコイダン。その研究結果で確認された作用のひとつに免疫賦活(めんえきふかつ)作用があります。免疫賦活とは免疫を活発にする、いわゆる免疫力を高める、ということです。

これは、フコイダンに免疫細胞の一種である「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」や「マクロファージ」を活性化する作用が見られたことによるものです。フコイダンを多く含有することで知られる「ガゴメ昆布」を用いて行われたヒト試験でも、フコイダンの摂取によりNK活性の緩やかな上昇が見られ、もともとNK細胞の働きが弱い人に関しては、顕著な活性化が見られたという報告がされています。

また、フコイダンは食物繊維であるため、免疫細胞が多く集まる腸内の環境を整え、免疫の働きを活性化させると考えられています。

免疫細胞の種類と働き

免疫の主役というべき役目を担っているのは血液の中にある白血球で、この白血球のことを免疫細胞と言います。免疫細胞にはいくつも種類があり、それぞれが独自の役割を担っています。数ある免疫細胞のうち、代表的なものをご紹介します。

免疫機能はわかりやすくいうと2段構造になっていて、体内にもともと備わっている防御力で侵入してきた細菌などの異物と戦う第1攻撃部隊と、第1攻撃部隊では防ぐことができないときに戦う第2攻撃部隊があります。

マクロファージ

マクロファージは第1攻撃部隊に属し、体内に侵入した細菌やウイルスを食べて消化し、その細菌やウイルスの情報を第2攻撃部隊に伝達する役割を持っています。

NK細胞(ナチュラルキラー細胞)

NK細胞もマクロファージと同じく第1攻撃部隊に属し、体の中を常にパトロールし、ウイルスに感染した細胞や癌細胞を見つけて攻撃する役割を持っています。

樹状細胞

第1攻撃部隊に属します。侵入した細胞やウイルスを取り込み、その情報を提示して第2攻撃部隊であるヘルパーT細胞に攻撃指令を出します。

ヘルパーT細胞

第2攻撃部隊の司令官的役割。第1攻撃部隊から提示された侵入物の情報と攻撃指令に合わせて第2部攻撃部隊の免疫細胞に命令し、攻撃させたり、攻撃を止めさせたりします。

B細胞

第2攻撃部隊に属します。ヘルパーT細胞の指令を受け、敵(侵入物)に合わせた抗体をつくって攻撃します。

キラーT細胞

第2攻撃部隊に属します。ヘルパーT細胞の指令を受け、敵を攻撃します。

これら免疫細胞の中でも特に重要な役割を担っているのが、体の中を常にパトロールし、異常な細胞を見つけ次第攻撃をしかけるNK細胞です。NK細胞を活性化させることは、免疫力を高めるにあたって非常に有効なのです。