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思春期の不登校・引きこもり…親はどう対処すべき?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

反抗期・思春期の子育て

不登校の子どもにもそれなりの考えがあり、親に望んでいる物事が存在します。思春期の不安定な心のなかで、子どもたちはどういった扱いを望んでいるのでしょうか。こちらでは、子どもの多感な時期を乗り越えるための基礎知識を専門ドクター監修の記事でお伝えしています。

不登校

不登校の子どもにもそれなりの考えがあり、親に望んでいる物事が存在します。思春期の不安定な心のなかで、子どもたちはどういった扱いを望んでいるのでしょうか。こちらでは、子どもの多感な時期を乗り越えるための基礎知識をお伝えしていきます。

不登校の子どもの行動・思考とは?

不登校の子どもの状況や行動、思考について不登校の時期ごとに解説していきます。

不登校初期

登校することを積極的に拒否することが多く、やや攻撃性が強い時期です。不登校初期は保護者が学校へ行くよう強く促す(登校刺激)のが一般的なので、登校刺激への激しい抵抗を行うこともあります。

また人間関係に疲れているためか、外に出ることを嫌がる、部屋に完全に閉じこもるケースも珍しくありません。この時、子どもが考えていることは「どうすれば学校に行かなくてよいか」に集約されており、他人への恐怖心を強く持っていることもあります。ただ、学校へ行かない自分を肯定しているわけでもないため、自己嫌悪の感情も顕著です。非常に不安定な状態です。

不登校中期

保護者が不登校の状態に慣れてくる上に、子ども自身も学校で受けていたストレスが徐々に癒やされてくる時期です。「学校に行け」というニュアンスの話題さえ避けていれば家族間の交流は比較的穏やかで、家族関係を良好に保つのはそれほど難しくありません。代わりに刺激のない生活に慣れすぎて、やや無気力になるケースがありますが、子どももだんだんと退屈になってくるので多くの場合は少しずつ行動力も戻っていきます。

しかし今の状況が社会から外れていることを自覚しているため、安定しているようでも、心の中では「自分はどんどん退化している」「自分は無価値である」といった感覚に苛まれていることが多いです。希望が見えず、漠然とした不安感に囚われる時期でもあります。

不登校後期

活動するためのエネルギーがよみがえってきて、新しいことにチャレンジするだけの積極性が戻ってくる時期です。学校には行かないまでも、自分なりに勉強する、スポーツを始めるなど自分からやることを見つけるようになります。

ここまでくれば、学校に復帰する計画を立て始めても良いかもしれません。不登校状態が続いているなかでも、何とか状況を変えるきっかけがないか…と模索していることが多いです。現状から脱したいという意欲が少しずつ芽生えており、不安はあるものの、前に進む方法を探しています。

不登校の子どもがして欲しいこと

不登校の子どもが両親に望んでいるのは、多くの場合「学校へ行くことを強要せず、静かに見守って欲しい」という一点です。とりあえずは現状を認めてもらい、先のことはゆっくり休んでから考えたい状態と言えます。過度な登校刺激はせず、まずはじっくりと状況を見守る姿勢でいましょう。

学校の教師に望んでいるのは「自分に優しく向き合って欲しい」「不信感を与えないでほしい」という2点です。教師によっては「仕事だから」という義務的対応をすることがありますが、これは子どもの不信感を強めます。不登校の子は何よりも理解されること、尊重されることを望んでいるのです。