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高校生の不登校の現状と原因

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

不登校・引きこもりの基礎知識

中学時期ほどは多くないとはいえ、高校生の不登校者も決して少ない数ではありません。受験という難題を乗り越えて入学したにも関わらず、進学後不登校となってしまうのはどのような原因があるのでしょうか。

高校生の不登校の現状と原因

こちらでは、高校の不登校についての現状と代表的な不登校の原因について解説します。

高校生の不登校の現状

2010年の調査によれば、全国の高校生のうち51,726名が不登校の状態に陥っていることがわかりました。

高校生65名に対して1名の割合で不登校になっている計算で、30~40名学級であれば、2クラスに1名は不登校の生徒がいることになります。

また、2006年には57,544名、2007年には53,041名が不登校の状態に陥っており、不登校者数は微減しているものの一定の水準を保っていると言えます。

理由別に見る不登校生徒数

文部科学省が2009年に行った、高校生で不登校になったきっかけを調べる調査では、1番人数が多かった理由は、いじめや学業不振に当てはまらない「本人に関わる問題」(18,631名)でした。2番目以降に「学業の不振」(7,739名)、「友人関係に関わる問題」(7,149名)が続いており、学業不振と人間関係が不登校の理由として多くを占めていることもわかっています。

保護者としては、こういったデータを参考に、お子さんがこういった状況に陥っていないかを見守っていくことが何より大切でしょう。

高校生の不登校をどう考えるか

高校生の不登校に関してどう考えるべきか、学年ごとに解説します。

高校1年

高校1年の場合、いかに早く学校へ復帰するかが重要なカギとなります。単位を修得することができなければ留年の恐れが出てくるからです。基本的に年間授業数の1/3欠席してしまうと進級が難しくなってしまうので、それまでに復帰できるかどうかで今後の進路が変わってくることになります。

高校2年

2年生から不登校になった場合、やはり進級できる段階で復帰できるかどうかが重要です。逆に1年次から引き続いて不登校という場合、休学することも視野に入れなくてはなりません。

留年してでも同じ高校に復学する…というのであれば、それでも良いのですが、やはり留年の負い目など精神的ダメージを考えると、やや難しい選択肢となるでしょう。現実的に通信制高校への編入なども考慮し、今後の進路が狭まらないように考えていくべき時期と言えます。

高校3年

3年次で不登校になっている場合、高校側に卒業までの必要単位数を確認し、修得できる可能性があるかを検討しなければなりません。

しかし、卒業が困難だからといって大学進学を諦める必要はありません。高校で取得できなかった単位を高校卒業程度資格認定試験(高認)で補えば、大学受験資格を得ることは可能です。

将来の選択肢を狭めないために何をするべきかを慎重に検討するべき時期と言えるでしょう。