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肥満の人は必ず中性脂肪が高い?

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

中性脂肪の原因・症状

密接な関係を持つ中性脂肪と肥満ですが、肥満の人はみな中性脂肪の数値が高いものなのでしょうか?ドクター監修のもと、中性脂肪の数値と肥満の関係性について解説します。

肥満

肥満の人はみな中性脂肪の数値が高いものなのでしょうか?中性脂肪の数値と肥満の関係性について解説します。

肥満=中性脂肪の数値が高いとは限らない

中性脂肪の値は脂質代謝検査という血液検査によって計測されますが、この検査は通常、空腹時に行います。その理由は、検査前に食事を摂ってしまうと、食事のせいで血中の脂質量が増え、正確な診断ができなくなるためです。

中性脂肪は、食事から摂取される外因性のものと、肝臓が体内で生成した内因性のものに分けられます。血中では中性脂肪としては存在せず、外因性のものはカイロミクロン、内因性のものは超低比重リポ蛋白(VLDL)として体内に流れています。

空腹時に検出された中性脂肪は、ほとんどが内因性のものです。つまり、中性脂肪の値が基準値を超えた場合は、肝臓で生成されている中性脂肪が多いということになるのです。

肥満の原因が食事によるものである場合、空腹時には外因性の中性脂肪量が一時的に低下するため、その数値が低くなります。肥満体型なのに中性脂肪の数値が低いという方は、このようなケースであると考えられます。

体内に存在する脂肪の9割は中性脂肪

血液検査で中性脂肪の数値が正常であっても、実際に肥満傾向にあるのであれば中性脂肪を軽減する対策が必要になります。なぜなら、体内に蓄積される脂肪(内臓脂肪、皮下脂肪)の9割は、中性脂肪でできているためです。肥満を解消するためには、体内の中性脂肪を減少させるより他ありません。

まずは食生活を見直し、糖質や脂質の過剰摂取に気をつけましょう。また、体内に余分なエネルギーを残さないためにも、適度な運動をすることも心がけましょう。「太っているけど中性脂肪値が正常だから大丈夫」と思い込むのは危険です。

肥満は健康的な生活で改善できる

肥満は、エネルギー(脂質や糖質)摂取量と消費量のバランスが崩れることで進行する生活習慣病です。すなわち、生活習慣を見直し、健康的な生活を送ることで自然と改善するものなのです。

人間の身体はとても賢く、とても素直です。生活習慣の乱れを察知し、さまざまなサインを発信してくれます。肥満もそのサインのひとつです。標準以上の肥満はさまざまな疾病を引き起こす原因になるため、早めの対策を心がけましょう。

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