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中性脂肪は脂肪酸によってできる

更新日:2016/12/09 公開日:2014/10/01

中性脂肪の原因・症状

脂肪酸は中性脂肪を合成する物質のひとつで、これがなければ中性脂肪は存在できません。ドクター監修のもと、中性脂肪と脂肪酸の関係と、体内での中性脂肪の働きをご紹介します。

脂肪酸

脂肪酸がなければ中性脂肪はできません。体内の脂肪酸と中性脂肪の働きについてご紹介します。

脂肪酸の種類

中性脂肪はグリセリンと脂肪酸が結合してできたものです。そのメカニズムの前に、まずは中性脂肪の元となる脂肪酸の種類を見ていきましょう。

飽和脂肪酸

摂取し過ぎるとLDLコレステロール(悪玉コレステロール)を増加させる原因となる脂肪酸です。

一価不飽和脂肪酸

HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やし、LDLコレステロールを減少させる性質を持っています。

多価不飽和脂肪酸

摂取することで、心疾患のリスクが軽減できると言われている脂肪酸です。

トランス脂肪酸

LDLコレステロールを増やし、HDLコレステロールを減少させるため、動脈硬化などによる心疾患のリスクを高める危険性が指摘されています。

中性脂肪はどう蓄積される?

中性脂肪は、グリセリンと3つの脂肪酸が結合してできた集合体です。結合によって脂肪酸の「酸性」が失われることにより、「中性」に変化するため「中性脂肪」という名で呼ばれています。

食事により体内に取り込まれた中性脂肪は、十二指腸から分泌される脂肪分解酵素(リパーゼ)の働きによって、脂肪酸とグリセリンに分解されます。分解された脂肪酸とグリセリンは小腸に吸収され、小腸壁でまた中性脂肪に合成されます。そして血液に乗って全身の脂肪組織へと運ばれ、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されるのです。

体内に蓄積された中性脂肪は、エネルギーが不足するとまたグリセリンと脂肪酸に分解され、遊離脂肪酸として必要とする部位に送られます。この時、過剰に生成され余ってしまった遊離脂肪酸は肝臓へ送られ、また中性脂肪へと再合成されます。そして肝臓で再合成された中性脂肪はまた皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられ、あとは消費されるか、再合成されるかの繰り返しとなります。

中性脂肪の役割とは?

「体内に中性脂肪が溜まる」と聞くと、マイナスのイメージを持つ方が多いと思います。しかし、中性脂肪はもしもの時のためにすぐに使えるエネルギーの貯蔵庫的な役割を担っているため、人体には必要なものなのです。中性脂肪がないということは、体内にエネルギーが貯蔵されていないということ。つまり、血中に糖質が不足した際に、エネルギーが補えない状態というわけです。