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皮膚科で処方されるニキビ治療薬レチノイド製剤(ディフェリンゲル)

更新日:2017/08/10 公開日:2014/11/28

ディフィリンゲルをはじめとするニキビ治療薬、外用レチノイドについて解説しています。外用レチノイドは、比較的新しいニキビ治療薬で、日本のニキビ治療を変えた薬といわれています。

皮膚科の処方薬「レチノイド製剤」のニキビ治療効果

過去、日本では抗生物質を用いてニキビの炎症を抑え、自然治癒を待つという治療法が一般的でした。しかし、2008年、ニキビ治療薬としてはレチノイド製剤が認可され、日本のニキビ治療は大きく変化しました。

人間の皮膚は、内側から順に基底層、有棘層、顆粒層、角質層となっており、このうち角質層が異常角化を起こして柔軟性を失うと、角栓が発生してニキビが発症します。レチノイドは、顆粒層の顆粒細胞が角質細胞へと変わるのを抑え、角質層の異常角化を防ぎます。ニキビの発生原因そのものを抑えるので、塗り続けることで新しいニキビの発生予防も期待できます。

レチノイド製剤の副作用と使用上の注意

初期のニキビの悪化防止、新しいニキビの発生防止などに効果が期待できるレチノイドですが、抗生物質と違って、炎症を止める効果はないので、腫れた赤ニキビに対しては十分な治療効果がありません。また、皮膚への刺激、発赤、乾燥肌の誘発など副作用の報告も多く、まったく不安がない薬とはいえません。

さらには、ビタミンAの一種であるため、多用するとビタミンA過剰摂取の際に生じる問題が発生します。具体的には妊娠中の使用で胎児に悪影響を与えるリスクがあり、経験豊富な医師の指導を受けて正しく使う必要があるといえるでしょう。ちなみに、レチノイドを含有する別の内服薬(白血病治療薬のアムノレイク)に関する動物実験で、雄の睾丸に問題を起こしたという報告があるため、男性なら多用できるというものでもなさそうです。

ニキビの発生を阻害するので塗っている間は予防効果がありますが、塗るのを止めれば効果も消えるので、ニキビができやすい肌質そのものが完全に治るわけではなく、やはり対症療法の一種であることに変わりはありません。

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