専門的な知識がなくてもセルフケアができるかっさマッサージ。そのやり方の基礎と注意点について解説します。
小顔に期待!かっさマッサージの効果
かっさは長い間中国で行われてきた、民間療法の流れをくむ美容法です。
かっさマッサージの目的は、エネルギーの通り道だとされる経絡の滞りをなくし、体を構成する3要素の気・血・津液をスムーズに流すことです。経絡の流れが促進されることで体内バランスが整い、美容効果が期待できるようになります。ではやり方を見ていきましょう。
かっさプレートを使用したかっさマッサージのやり方
準備するもの
あらかじめ用意するものは2点あります。
- 専用のかっさプレートまたは陶製のレンゲ
- 潤滑剤(クリームや乳液など)
部位別マッサージの流れと方法
かっさプレートを使って肌をこすることで、経絡(血行やリンパ)の流れを改善していきます。
お風呂上がりなど血行がよくなっている時にするとより効果的です。肌を保護するため、マッサージする場所にたっぷりと潤滑剤を塗りましょう。
顔、頭皮、脚などどの部位についても、基本的に経絡の流れに沿ってこすります。プレートは一定の方向へ動かし、腕や脚など部位が左右にある場合には、左側から先に、次に右側をマッサージします。
※経絡の流れについて、詳しくは『経絡リンパマッサージとは』の記事をご覧ください。
また、経絡には血管や神経が集まっている経穴(ツボ)があります。このツボを一緒に刺激して、より効果的に体を正常な状態に戻していきます。
※ツボについて、詳しくは『かっさの効果を上げるツボ(小顔・肩こり・脚痩せなど)』の記事をご覧ください。
- 顔
- 皮膚が薄くてデリケートなので、毛細血管を傷つけないように注意しましょう。顔の中心から外に向けて流していきます。
※顔のかっさについて、詳しくは『自宅でフェイシャルエステが実現?かっさで顔のリンパマッサージ』の記事をご覧ください。
- 頭皮
- 頭皮の場合には毛髪があるので潤滑剤は不要です。左右均等に流すように心掛けましょう。
※頭皮のかっさについて、詳しくは『美容効果につながる!かっさで頭皮マッサージ』の記事をご覧ください。
- 脚
- 脚や腕の場合、外側は上から下へ、内側は下から上へ動かすのが基本です。
※脚のかっさについて、詳しくは『脚のむくみ改善!かっさでリンパマッサージ』の記事をご覧ください。
かっさマッサージ後のケア
より高い効果を得るためにはきちんとしたアフターケアが必要です。
- 10~20分間の休憩をしっかりとる
- 体をできるだけ冷やさない
- 代謝が上がっているので水分補給をしっかりする
かっさマッサージの注意点
高い美容効果が期待できるかっさですが、やり方を間違えると悪い影響がでる可能性があります。注意点を押さえておきましょう。
やってはいけないこと
- 食後30分以内の施術
- リンパのあるところへの強い刺激
- 皮膚が薄い顔への強い刺激
- 施術後に体を冷やすこと
- 施術後に油っこい食事を摂ること
かっさを控えた方がよい人
- 妊娠中の人
- 子どもや年配者(する場合は、極力弱い力で)
- 皮膚病や心臓疾患のある人
- 糖尿病の人(特に脚のかっさは避ける)
- 皮下出血のある人
- 血友病の人
上記以外にも体に何らかのトラブルを抱えている人は、セルフケアでのかっさマッサージは控えて、経験豊富な専門医やセラピストに相談しましょう。
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