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美容整形で上瞼(まぶた)のたるみを取る眉下切開手術

更新日:2018/03/02 公開日:2014/12/30

目立つ部分だけに、まぶたがたるむと一気に老けてみえてしまうため、気になっている方は多くいます。まぶたのたるみを改善し、目をパッチリ大きくする方法には、大きく分けると以下の3種類があります。

  • たるみ埋没:皮膚を切らず、まぶたの内側から糸で複数個所止める方法(埋没法)を用い、まぶたのたるみを二重の部分で調整することでたるみ治療を行う方法
  • 上眼瞼(じょうがんけん)形成術(アイリフト):まぶたの皮膚のうち、まつ毛側(まぶたの下部)を切除する手術
  • 眉下切開(眉下リフト):まぶたの皮膚のうち、まゆ毛側(まぶたの上部)を切除する手術

これら3つの手術には、どのような特徴があり、どのような場合にどの方法が適しているのでしょうか。ここでは、上述のまぶたのたるみ取り手術の特徴や違いと眉下切開について、「六本木境クリニック」院長、境隆博先生にお話を伺いました。

たるみ埋没|切らない眼瞼下垂手術

Q:たるみ埋没について、特徴やメリット、デメリットを教えてください。

境先生:たるみ埋没は、まぶたの皮膚を切開せず、内側から糸で止め、二重の幅を調整することでまぶたのたるみを治療する方法です。

たるみ埋没の利点は、若い人が二重にする時に行う埋没と同じように、切開を行わないため敷居が低く感じることと、二重のラインでの施術のため、傷跡が見えにくいことです。また、埋没法は糸を入れる角度によっては眼瞼下垂にも効果があるようです。このような場合には、「切らない眼瞼下垂手術」とも呼ばれています。

埋没法は10代~20代で一重を控えめな二重にしたいと言った場合には良い結果となることが多い手術です。しかし、まぶたの皮膚のまゆ毛側は厚く、まつ毛側にいけばいくほど薄いため、若い人でも幅広の二重を希望された場合には、特有の分厚い二重となります。「30代・40代以降の埋没ではまぶた全体のたるみを二重のラインの下側に無理やり押し込めますので、この傾向が特に顕著です。丸っこい二重や三重・四重となっているケースが目立ちます。

上眼瞼形成術(アイリフト)|皮膚切除を行う手術

Qまつ毛側の皮膚を切除する上眼瞼(じょうがんけん)形成術(アイリフト)について、メリットとデメリットを教えてください。

境先生:上眼瞼形成術(アイリフト)の最大の利点は、まつ毛側、つまり二重のラインで皮膚切除を行うため、傷跡が見えにくいことです。また、単にまぶたの皮膚がたるんでいるだけではなく、眼瞼下垂を発症している場合、一度で眼瞼下垂の手術とまぶたのたるみ取りの両方を行えることも大きなメリットと言えるでしょう。

ただし、まぶたの皮膚は、まゆ毛側(まぶたの上部)は厚く、まつ毛側にいけばいくほど薄くなります。まつ毛側の皮膚を切除すると、薄い皮膚で形成されていた二重部分がなくなり、元よりも厚い皮膚で二重を再形成するため、二重部分が分厚く、不自然でわざとらしい二重になってしまうことがあります。

このことから、他院で上眼瞼形成術(アイリフト)を受けた患者さんで、「2年前の手術の腫れが引かない」などの相談に来る方がいらっしゃいます。これは上述の通りまぶたの縁の薄い皮膚を切り取り、厚い皮膚の部分で二重を再形成しているためで、実際に腫れている訳ではありません。

また、まぶたと目じりの皮膚は繋がっているため、二重の部分のみ余分な皮膚を切り取ると、目じり部分のたるみが余計に目立ってしまうことがあります。

これを解消するために、目じり側の皮膚まで切除しているケースでは、歌舞伎役者のように、上側にカーブした特有の傷あとになっている場合が多く見られます。

眉下切開(眉下リフト)|まゆ毛の毛根に沿って切開する手術

Q:眉下切開(眉下リフト)についてはいかがでしょうか。

境先生:眉下切開の場合、まゆ毛側の皮膚の厚い部分を切除します。そのため、上眼瞼形成術(アイリフト)で起こりがちな二重部分の不自然さがなく、より自然な仕上がりとなります。

眉下切開の欠点としては、単独でこの手術を行い、かつ「若いころから一重なのを二重にしたい」という場合、二重形成は別途行わなければならないことです。また、一般的には、下図のように、まゆ毛の生え際からまゆ毛の毛根に沿って切開する方法が行われます。

そうすると、縫合の際にまゆ毛の毛根が傷つき、まゆ毛が抜けてしまうため、下図のように傷跡がまゆ毛から離れて目だってしまいがちです。

このことから、眉下切開は人工的な顔・整形顔にはならずに自然に若返るので大変良い手術であるとは言われてきましたが、傷あとが目立つために、高齢者にしか手術してはならないと言ったネガティブな意見がありました。

しかし、「毛包斜切断法」(もうほうしゃせつだんほう)という方法で切開を行うと、まゆ毛の毛根にダメージを与えないため、傷跡が目立たちません。

傷跡が目立たない毛包斜切断法による眉下切開

Q「毛包斜切断法」とは、一体どのような切開方法なのでしょうか。

境先生:毛包斜切断法は、眉毛の中から下側に向けて斜めに切開を加え、毛根を切断する切開法です。

上図のように毛根を痛めないため、手術後にまゆ毛が生えてきます。

そのため、まゆ毛が生えてくるに従って傷跡が目立たなくなります。私のクリニックでも実施している方法ですが、毛包斜切断法による眉下切開手術を受けた患者さんからは、「いつの間にか傷跡が消えて無くなりました」と言われることが多いです。

眉下切開の施術を受ける場合の注意点

Q眉下切開を毛包斜切断法で受けると、二重部分が不自然にならず、まゆ毛側の傷が目立たず、大変良さそうな印象を受けますが、何か注意すべき点はありますか?

境先生:切開する部分や量はクリニックによって違います。一般的には、下図のように、まゆ毛の外側(眉尻)付近のみを切除する傾向にあります。しかし、その方法ですと、縫合した時に一方向(眉尻側)に引っ張られるため、眉頭が引きつれを起こしがちです。

しかし、以下のように眉頭から眉尻にかけてバランス良く長く切開すると、一方向に引っ張られることがなく、引きつれを最小限に抑えることができ、目が全体的にパッチリと大きく見えます。

このように、一言で「まぶたのたるみ取り」「眉下切開」などと言っても、手術の種類や方法には様々なものがあります。また、同じ方法でも、手術を行う医師の技術や経験によって仕上がりが大きく異なる場合がありますので、まぶたのたるみ取り手術を受ける際は、事前にしっかりと内容を確認するようにしてください。

眼瞼下垂(がんけんかすい)手術の術前・術後の状態

 

 

上眼瞼形成術の術前・術後のイメージ

眉下切開の術前・術後イメージ

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