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睡眠時無呼吸症候群の主な症状と合併症

更新日:2017/05/26 公開日:2015/01/19

睡眠時無呼吸症候群の原因・症状

睡眠時無呼吸症候群の症状といえば、寝ているときに大きないびきをかくことや、日中に眠気に襲われるといったことが有名ですが、実はほかにもいろんな症状があります。そこで今回は、睡眠時無呼吸症候群のさまざまな症状をご紹介していきます。

睡眠時無呼吸症候群の具体的な症状

代表的な症状

「睡眠時無呼吸症候群」は、空気の通り道である上気道が狭くなり、睡眠中に、10秒以上呼吸が止まる「無呼吸」が繰り返される病気です。その代表的な症状は、激しいいびきです。

これは、狭くなった気道を空気が無理やり通ろうとすることで、喉の周辺の粘膜が振動して起こる振動音です。そして、無呼吸になるといびきが止み、しばらくすると激しい音とともに、再開されるというのを、一晩に何度も繰り返します。

また、無呼吸になると、体内の酸素が足りなくなるので、体は酸素を補おうと、必死で心拍数を上げます。すると、眠っている間に脳が何度も覚醒してしまい、熟睡することができません。このため、日中に強い眠気、集中力の低下、疲労感、頭痛、イライラしやすいといった症状が現れます。

こんな症状も

睡眠時無呼吸症候群の人は、夜中に排尿のために起きなければならない「夜間頻尿」にも陥りがちです。これは、無呼吸の状態の息苦しさに耐え切れなくなって、勢い良く呼吸を再開するときに、腹圧が上昇してしまうことと、本来であれば、寝ているときに分泌される「抗利尿ホルモン(尿の量を減らすホルモン)」の分泌量が低下してしまうからです。

また、「勃起不全」もよく見られます。無呼吸によって、睡眠中に何度も脳が覚醒してしまうことで、男性ホルモンの分泌の指令を出す脳の視床下部や、下垂体などの働きが停滞してしまうことが原因のようです。

睡眠時無呼吸症候群は、肥満の人に起こりやすい病気ですが、睡眠時無呼吸症候群そのものも肥満を助長します。脂質の分解を促す作用がある「成長ホルモン」は、深い眠りに入ったときに分泌されるので、熟睡できないと、このホルモンの分泌量が大幅に低下してしまうのです。

命に関わる合併症

睡眠時無呼吸症候群が怖い本当の理由は、高血圧や心臓病、脳血管障害、糖尿病などの生活習慣病を引き起こすことです。なんでも、健康な人に比べて、睡眠時無呼吸症候群の人がこれらの病気を発症するリスクは、高血圧で3倍、心臓2倍、脳血管障害で2倍にも及ぶのだとか。また、夜間に心臓が原因の突然死を起こすリスクも2.5倍高くなるといわれています。

このように睡眠時無呼吸症候群は、日常生活に悪影響を及ぼすだけでなく、命に関わる事態を引き起こす可能性もあるので、軽く考えずに、きちんと治療を受けるようにしましょう。

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