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虫歯菌(ミュータンス菌)の特徴と殺菌・除去方法

更新日:2016/12/09 公開日:2015/03/02

虫歯の基礎知識

虫歯の原因になるミュータンス菌とは、一体どんな菌なのでしょうか?また、ミュータンス菌を減らすにはどうすればいいのでしょう?そこで今回は医師の監修のもと、ミュータンス菌の特徴と、除菌方法についてご紹介します。

歯科医

ミュータンス菌ってどんな菌?

虫歯菌には、いくつか種類がありますが、中でも代表的なのが「ミュータンス菌」です。このミュータンス菌は、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には存在しません。では、どこからやって来るのかというと、唾液による感染です。親をはじめ周りの大人たちが、自分が使ったスプーンやお箸で、赤ちゃんにものを食べさせたりすることで感染し、そのまま棲みついてしまうのです。ミュータンス菌は、一旦口の中に入ると、完全に取り除くことは困難です。そして、ミュータンス菌が増えすぎると、虫歯ができるようになります。

ミュータンス菌と虫歯

ミュータンス菌は、砂糖を分解して、「グルカン」という糊のようにネバネバして、くっつきやすい物質をつくります。このグルカンが、歯の表面に張りつくと、そこにミュータンス菌をはじめ、口の中に生息するさまざま菌がくっつき、細菌の塊である「プラーク(歯垢)」をつくります。そして、プラークの中のミュータンス菌が、食べ物や飲み物に含まれる糖分を取り込むと、酸をつくり出して、歯を溶かしてしまうのです。

ミュータンス菌を減らすには?

ミュータンス菌を、口の中から完全に取り除くことは困難ですが、数を減らすことで、虫歯の予防をすることができます。その鍵を握っているのは、「フッ素」「キシリトール」「歯のクリーニング」です。

・フッ素

「フッ素」には、ミュータンス菌の活動を抑え、酸がつくられるのを防ぐ作用があります。また、歯を強化したり、歯から溶け出したカルシウムを歯の表面に戻す「再石灰化」を促進したりもします。虫歯を予防するには、フッ素入りの歯磨き粉やジェルを毎日使うようにしましょう。さらに、3ヶ月に一度くらいの頻度で、歯科医院でフッ素塗布をしてもらうのも効果的です。

・キシリトール

キシリトールは、白樺や樫などの樹木から摂れる成分を原料にした天然の甘味料で、長期間使用することによって、ミュータンス菌の働きを弱めてくれます。また食事をすると、口の中で酸がつくられますが、食後にキシリトールガムを噛めば、唾液の分泌が促されて、酸が中和されたり、再石灰化が促されたりします。ただし、キシリトールガムなら、何でもいいというわけではありません。キシリトールが50%以上含まれているかどうか、キシリトール以外の甘味料が含まれていないかどうかをきちんと確認するようにしましょう。

・歯のクリーニング

ミュータンス菌の温床になるプラークは、そのまま放っておくと、菌が増殖して「バイオフィルム」というバリアのような膜をつくります。しかし、このバイオフィルムは、粘着力や耐性がとても強いので、歯磨きをしても、落としきることができません。完全に除去するには、歯科医院で定期的に歯のクリーニング(PMTC)を受ける事が有効です。

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