スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

赤ちゃん・乳児の下痢の原因と正しいケア方法

更新日:2018/05/15 公開日:2015/03/02

赤ちゃん・子供の下痢

赤ちゃんの下痢が起こる原因と症状を正しく理解して、適切な対応をとれるようにしましょう。すぐに受診すべき下痢の症状なのか、その判断基準や、下痢のケアで注意すべき点についても、ドクター監修の記事でご紹介します。

赤ちゃん

赤ちゃんの便は大人よりもゆるく、月齢が低いほど1日に5~6回も水っぽい便がでることもあります。機嫌がよく、食欲もいつもと変わらないようであれば、それほど心配はいらないでしょう。ただし、いつもと様子が違い、ほかの症状をともなう下痢には注意が必要です。

ただちに受診しなければならない下痢の症状

下痢に伴い注意が必要な症状は、「脱水症」と「血便」です。嘔吐をともない、水分もとれず、ぐったりとしている場合は脱水症を引き起こしているかもしれません。また、血がたくさん混ざった「イチゴゼリーのような便」を確認した場合は、腸重積(ちょうじゅうせき)という重大な病気が疑われます。いずれの場合にも、急いで診察を受けなければなりません。このような症状が見られたら、診察時間外であってもすぐに病院へ駆けつけましょう。

上記のような緊急性を伴う下痢の症状以外の場合は、これからご紹介する下痢の原因に心当たりがないか確認し、適切な対処をしながら子供に変化がないか、注意深く様子をみてあげて下さい。

赤ちゃんが下痢になる主な原因とは?

赤ちゃんも、大人と同様に食べ過ぎや飲み過ぎが原因で下痢になることがあります。また、おなかが冷えた時や、離乳食で初めて口にした食材があった時にも、一時的に便がゆるくなる場合がありますが、すぐに治まるケースがほとんどです。

赤ちゃんの下痢でもっとも多いのは、ウイルス感染によるもの。特に、非常に感染力の強いロタウイルスは、免疫のない2歳くらいまでの小児に多い病気です。秋から冬にかけて流行しやすいので、「冬季下痢症」、また、白っぽく、水のような下痢便が特徴なことから「白色便性下痢症」とも言われています。白っぽい便のほか、激しい嘔吐をともなう場合もあります。この時期にかかる乳幼児の下痢症の8割は、ロタウイルスによるものです。

また、夏場に多いのは、高熱をともない、激しい嘔吐と下痢が起こる「アデノウイルス」によるものです。このほかにも、別の細菌やウイルスによって下痢の症状がでることもあります。

赤ちゃんの下痢には適切なケアを

下痢をしているが、便の色はいつもとあまり変わらず、機嫌がよく食欲もあれば2~3日は様子を見てもよいでしょう。

嘔吐や発熱といった症状がある場合や、便が白っぽかったり、血や粘液が混ざっていたりする場合には診察を受けてください。その際には、おむつについた便を医師に見てもらうか、写真に撮って見せるのも一つの手段です。便の回数や色、状態、においを伝えることも大切です。

ロタウイルスなどで激しい下痢や嘔吐をしているときには、脱水症に気をつけなければなりません。下痢で水分と電解質が失われていますから、経口補水液がおすすめです。ほかにも、白湯や野菜スープ、ミルクなどを少し温めてから与えるとよいでしょう。嘔吐を促さないように、50~100ccくらいの少量を数回に分けて飲ませてあげます。柑橘系の果汁は下痢を悪化させる恐れがあるため、避けてください。

また、下痢でおしりがかぶれやすくなっているので、おむつをこまめに交換したり、シャワーでやさしく洗い流してあげて、できるだけ清潔を保つようにしてあげましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 小児科

ヘルスケア本