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突然の腰痛…原因は尿管・尿路結石かも

更新日:2017/12/21 公開日:2015/03/31

尿管・尿路結石の原因と症状

尿管結石には、突然激しい腰痛に襲われるという特徴的な症状があります。このような痛みが起こるのは、なぜでしょうか?ドクター監修の記事で、尿管結石で腰に痛みが生じる仕組みと、腎結石との症状の違いについて解説します。

突然の腰痛

尿管結石の症状でもっとも特徴的といえるのが、突然襲われる腰痛です。わき腹や背中が痛むこともあります。その痛みは強烈で、冷や汗を出して転げまわってしまうほどだといわれています。このような症状が起きたときには、尿管結石の可能性が考えられます。では、どのような仕組みで激しい腰痛が生じるのか見ていきましょう。

結石で腰痛が起こる仕組み

尿をつくりだす働きのある腎臓で、特定の成分が結晶化することによって結石ができます。そして、腎臓から膀胱へ尿を送り出す通り道があります。これが尿管です。結石が腎臓内にあるときには痛みを生じることはほとんどありませんが、尿管に移動したりした際に尿路の圧が上がると痛みが発生します。

結石が尿管に落ち込んできた場合、「尿管結石」となります。尿管はとても細いために、結石により尿の流れが停滞します。尿は流れが悪くなりますが、腎臓はいつものように尿を作り排泄するため結石より上部の尿の流れ路は膨れ上がってしまいます。この様な状態を水腎症と言います。この様な状態の時に、尿路の圧が上昇することにより激しい腰痛を感じると言われています。

腎結石と尿管結石では痛みが異なる

先ほどお伝えしたとおり、腰や背中に激痛が走るのは結石が原因で尿の流れが停滞し、尿路圧が上昇した場合です。そのため腎臓に結石がある腎結石では、強い症状が起こることは多くはありません。ただし、血尿が見られることは多くあります。

突然激しい腰痛に襲われるのは、尿の流れが停滞しやすい時に多く、尿管結石のときと考えられます。尿管に結石が流れこんだときに尿の停滞を起こやすい部分(生理的狭窄部)が3カ所あると言われています。尿管の入り口(腎盂尿管移行部)、尿管が血管と交差する部分、尿管の出口(尿管膀胱移行部)です。

構造的に結石がつまりやすく、この生理的狭窄部は結石が流れこんだ時に尿の流れを停滞する可能性が強くなります。そのため尿管結石では痛みがでやすいと言えます。結石疼痛は安静にしていても痛みが治まるわけでもなく、「七転八倒」という言葉がふさわしい状態になる方が多いです。救急車で運ばれることも珍しくありません。

この尿の流れが停滞した状態(水腎症)を放置しておくと、腎機能が低下する恐れがあります。無理に我慢せずに、すぐに病院で治療を受けるようにしましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 泌尿器科