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自覚的耳鳴りと他覚的耳鳴り

更新日:2016/12/09 公開日:2015/04/30

耳鳴りの症状・原因

耳鳴りには、自分にだけ聞こえる「自覚的耳鳴り」と、他の人にも聞こえる「他覚的耳鳴り」の2種類があります。ドクター監修のもと、2つの耳鳴りのそれぞれの特徴と、発生する仕組みについて解説します。

耳鳴りは、大きく分けると「自覚的耳鳴り」と「他覚的耳鳴り」の2種類に分類することができます。それぞれの耳鳴りの特徴をご紹介していきましょう。

自覚的耳鳴りとは

自覚的耳鳴りとは、どこからも音がしていないのに自分にだけ聞こえてしまう耳鳴りで、「耳鳴りがする」という人の大半は、このタイプです。

私たちが音を認識できるのは、空気の振動(音)が耳に伝わり、それが耳の奥にある「蝸牛(かぎゅう)」という器官で電気信号に変換され、聴神経を通って脳に伝わるからです。このルートのいずれかに、なんらかのトラブルが発生すると、実際にはしない音がするように感じてしまうことがあります。

自覚的耳鳴りは、耳や聴神経、脳の病気のみならず、全身の病気、ストレスなどによっても起こります。しかし、自覚的耳鳴りにはまだ解明されていない部分も多く残されているため、病院で検査をしても原因が突き止められないケースも少なくありません。

ちなみに、夜中や早朝などの静かなときに「シーン」という耳鳴りがすることがありますが、これも自覚的耳鳴りの1つです。ただし、これは生理的な現象で健康な人にも起こるものなので、心配する必要はありません。

他覚的耳鳴りとは

他覚的耳鳴りは、体の中に実際に音源があるもので、聴診器を耳の周辺に当てればほかの人でもその音を聞くことができます。

他覚的耳鳴りで聞こえてくる音は、心臓の鼓動の「ドクドク」という音や、血液が血管を流れる「ザーザー」という音、「スーハー」という呼吸音、喉や耳の筋肉が収縮する「コツコツ」という音など、生命活動に付随する音がほとんどです。こういった音は、健康な状態なら聞こえることがありません。しかし、血管が狭くなっていたり、筋肉が痙攣を起こしていたりすると、その音を感じてしまうことがあるのです。

また、耳垢が溜まっていたり、耳の中に切れた髪の毛やゴミ、虫などの異物が入っていたりするときも、耳鳴りを感じることがあります。