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加齢黄斑変性の予防法はあるの?

更新日:2018/05/18 公開日:2015/06/30

加齢黄斑変性の予防・改善方法

加齢黄斑変性は、その名の通り、加齢との関わりが深い病気です。しかし、日頃の生活習慣の中にも危険因子が潜んでいます。そこで、加齢黄斑変性を予防するために、日常生活で心がけたいことをご紹介します。

「加齢黄斑変性」は、網膜の中心部にある「黄斑」が障害され、ものが歪んで見えたり、視野の中心が暗くぼやけたり、視力が低下したりする病気です。発生の原因は、まだ解明されていない部分もありますが、日頃の生活習慣も関係することがわかっています。今回は、加齢黄斑変性の予防方法をご紹介します。

禁煙

加齢黄斑変性には、「活性酸素」が大きく影響していると考えられています。活性酸素とは、物質を酸化させる力がとても強い酸素のこと。私たちが呼吸によって取り入れた酸素の約2%が、活性酸素になるといわれています。活性酸素には、体内に侵入したウイルスや細菌を退治するという重要な役割がありますが、増えすぎると、健康な細胞まで酸化させてしまい、体を老化させる原因になるのです。

タバコは、活性酸素を増やす大きな要因。喫煙歴が長く、喫煙本数が多い人ほど、加齢黄斑変性のリスクが高くなることがわかっています。予防のためには、なるべく早く禁煙したほうが良いでしょう。

青色光に注意

太陽光に含まれる「青色光(ブルーライト)」は、波長が短く、強いエネルギーを持っています。角膜や水晶体で吸収されず、網膜にまで届いてしまうため、黄斑に活性酸素を増やし、加齢黄斑変性の発症リスクを高めるといわれています。

外出の際は、1年を通じて帽子やサングラスなどを使い、目に青色光が入らないように心がけましょう。また青色光は、パソコンやスマートフォンのモニターからも出ています。使用するときは、ブルーライトカット用の眼鏡をかけるのがオススメです。

食生活

ビタミンC、E、βカロチン、ルテイン、亜鉛などには、活性酸素を除去する強い抗酸化力があり、加齢黄斑変性の予防に役立つといわれています。ビタミンCはかんきつ類やトマトなどに、βカロチンやルテインは緑黄色野菜に、亜鉛は牡蠣や牛肉、豚レバーに豊富に含まれています。また、青魚に多く含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸には、血液の流れを良くする作用があり、網膜に伸びる毛細血管を良好な状態に保つといわれています。これらの食品を積極的に食べたり、サプリメントなどを利用したりするとよいでしょう。

高血圧や脂質異常症、動脈硬化などの生活習慣病になると、目の血液循環や代謝が悪くなり、加齢黄斑変性になるリスクが高まるといわれています。こうした生活習慣病は、肥満が危険因子になるので、食事は腹八分目を心がけましょう。

定期的に目の検査を

加齢黄斑変性が進行すると、メガネなどで矯正しても、視力が0.1に及ばない「社会的失明」を招く可能性があります。このため、視力を維持するためには、早期発見・早期治療が欠かせません。しかし、目には、片目に異常があっても、もう片方の目がそれをカバーするという性質があり、異変になかなか気づかないものです。ですから、日頃から片目ずつで見え方をチェックしたり、年に1度は眼科検診を受ける習慣を持ちましょう。『加齢黄斑変性のセルフチェックの方法』『加齢黄斑変性の検査と診断』をご覧ください。

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