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大事な日の前に!今すぐ身体と心の疲れをとる方法

更新日:2018/08/21 公開日:2015/07/31

疲労回復の方法

大切な日の前、あるいは疲れきったとき、手っ取り早く疲れをとるための方法はないものでしょうか? こちらでは、身体的疲労、心の疲労をとるためのオススメテクニックを、ドクター監修の記事で解説しています。ぜひご覧ください。

疲れた女性

大切な日の前、連勤後の休日など、何としても疲れをとりたいときには何をするべきでしょうか? こちらでは、身体の疲れ、心の疲れをとるために役立つ方法をまとめています。

身体的な疲れをとる方法

もちろん、休息をとること、早寝することなど基本的な習慣も大切ですが、それだけでは追いつかないほど疲労しているなら、疲労回復効果があるといわれている栄養素を積極的に摂取するとよいでしょう。身体が本来もっている回復力を促進し、より早く元気な状態を取り戻すことが期待できます。

ビタミンB1

別名チアミン。筋肉、神経の働きを助ける栄養素で、糖質をエネルギーに変換するときに必要なビタミンです。ビタミンB1の誘導体にはベンフォチアミン、フルスルチアミン、オクトチアミンなどがあり、壊れやすく腸管から吸収されにくいビタミンB1を補うのに用いられます。肉体疲労に起因する肩こり、倦怠感、目の疲れを和らげる働きがあります。

ビタミンB1を多く含む食材には、豚肉、タラコ、青のりなどがあげられます。

ビタミンB2

別名リボフラビン。脂質代謝を助け、皮膚、髪の修復をサポートする働きがあります。身体のエネルギーとなるアデノシン三リン酸(ATP)を放出するクエン酸回路の働きをサポートします。

ビタミンB2は牛、豚、鶏のレバー、ウナギ、ウズラ卵などに多く含まれています。

ビタミンB6

タンパク質を代謝するために必要なビタミンで、皮膚、粘膜の健康維持にも役立ちます。免疫の維持、肌あれ改善、神経痛の改善など、疲労によって発生する諸症状にも有用です。

ビタミンB6はニンニク、マグロ、牛レバー、ピスタチオなどに多く含まれています。

ビタミンE

別名トコフェロール。抗酸化作用が強く、体内の細胞が疲労に起因する酸化ストレスを受けた際、酸化ダメージを軽減してくれます。血行をよくしてくれるので、血行不良に起因する肩こりなどにも有用です。

ビタミンEは、あん肝、イクラ、アユ、イワシ、パプリカ、アーモンドなどに多く含まれています。

タウリン

アミノ酸の一種で、アミノエチルスルホン酸とも呼ばれます。栄養補給、疲労回復効果のほか、解毒作用、肝臓の保護にも効果を発揮します。

タウリンが多く含まれる食品には、牡蠣、イカ、ハマグリ、タコ、シジミなどがあげられます。

アスパラギン酸

アミノ酸の一種で、神経伝達物質をつくるための材料になります。エネルギー代謝を助ける働きがあり、摂取することで疲労しにくくなるとされます。

アスパラギン酸を含む食品としては、アスパラガス、豆類などが知られています。

カフェイン

カフェインはコーヒーや緑茶などに含まれる成分で、覚醒作用があります。昨今はやりのエナジードリンクにも含まれていますし、栄養ドリンクにもよく入っています。これらを摂ると一時的に疲れが取れたように感じる人が多く、疲れを感じたときに日常的に飲んでいる人は少なくないでしょう。

今すぐ身体の疲れをとるのに、カフェインは確かに魅力的です。しかし、実はこれは「疲労の先送り」をしているようなものなのです。カフェインは疲労を感じにくくしているだけで、疲労そのものを解消してくれるものではありません。このことを知ったうえで、うまく活用するようにしましょう。

心の疲れをとる方法

身体の疲れより、さらに解消が難しいのが心の疲れです。精神的ストレスに起因するため、単純に休息をとるだけでは解消できません。

しかし現在、心の疲れをとる物質として、樹木から発散される揮発性テルペン類がにわかに注目を集めています。この効果は関西福祉科学大学の学生12名を対象とした実験で確認されました[1]。

この実験では、精神的に疲労する作業180分を課した後、被験者を2グループに分け、都市環境と森林環境でそれぞれ2時間休息させる方法で行われました。その結果、疲労感はどちらの環境であっても、日陰で椅子に座って休息を取れば軽減することがわかりました。ただし、森林環境で休息したグループでは疲労感のほかにも気分の落ち込み、イライラ感、不安感、活力、意欲、体調が、都市のグループより改善していました。

このことから、樹木から発散される揮発性テルペン類には精神的疲労を緩和する可能性があると考えることができます。

心の疲れをとりたいときには、1~2時間ほど緑の多い環境に身を置き、散歩するなどの方法をとってみてはいかがでしょうか。深い森林でなくとも、樹木の多い公園でのんびりしたり、緑道をゆっくり散歩したりするだけでも一定の効果は得られるでしょう。

参考文献

  1. [1]倉垣弘彦ほか. 精神作業疲労に対する森林浴の疲労回復効果. 日本疲労学会誌 2010: 5(2): 35-41