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疲労回復に効果的なツボ

更新日:2017/12/15 公開日:2015/07/31

疲労回復の方法

ツボ押しで疲労回復を早めることが可能なのをご存じですか? こちらでは身体の疲労、心の疲労それぞれに効果的なツボの位置、押し方を、鍼灸師監修の記事で解説しています。抜けない疲れに悩む方はぜひ試してみてください。

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中国伝統医学では、鍼灸、経路といってツボを刺激することで健康を維持・増進する手法が用いられています。疲労に関しても、適切なツボを刺激することで、ある程度、回復を促進することが可能です。こちらでは、そんな中国の知恵を借り、疲労回復をサポートするためのツボを解説します。

身体的疲労を回復させるツボ

まずは身体の疲れを緩和するのに役立つツボを紹介します。ちなみに身体的疲労というのは、運動で生じる筋肉疲労だけを指すわけではありません。慢性的なオーバーワークにより、胃腸などの内臓に疲労が生じている場合も、広義の身体的疲労に含まれます。

手三里(てさんり)
腕の外側にあるツボです。肘を曲げたときにできるシワの外側の端から、指3本分、手首のほうへ移動した位置にあります。ちなみに、腕の外側というのは、机の上に自然な角度で肘をついたとき、身体の外側にある側のことです。手三里は押すとかなり痛いので、正しい位置を押さえることができればすぐにわかるでしょう。
手の疲れ、肩こり、さらには胃腸の疲労にも効果的です。また肩・腕の痛み、歯痛にも効果が期待できます。
足三里(あしさんり)
足の外側にあるツボです。膝の関節(膝の皿)部分の外側にある凹みから、指3本、足首のほうへ移動した位置にあります。痛いような気持ちいいような、ツボ押し独特の感覚があるので、試してみれば正しいかどうかはすぐにわかるはずです。
足の疲れはもちろん、胃腸の不調にも効果があるとされています。また足膝の痛みや腫れ、鼻づまり、耳鳴り喉の痛みや腫れ、下痢、腹痛、便秘、息切れにも効果が期待でき、子供の夜泣きや癇癪(かんしゃく)にも用いられます。
湧泉(ゆうせん)
足の裏にあるツボです。足の裏の中心から少しつま先に寄った凹みの部分であるため、見つけるのは難しくないでしょう。親指の根元にある骨と、人差し指の根元にある骨の間で、土踏まずの親指側の端からすぐ近くです。
背中や腰の疲労感、さらには腎臓の疲れにも効果があるとされています。また足膝の冷痛、下痢、浮腫などにも効果が期待でき、子供の夜泣きや癇癪(かんしゃく)などにも用いられます。

精神的疲労を回復させるツボ

心理的ストレス、慢性的なオーバーワークにより、気持ちがどんよりと沈み込んでしまう…。現代人の場合、肉体的な疲労よりも、こういった精神的疲労に悩まされている方のほうが多いかもしれません。そんな精神的疲労を緩和するためのツボを紹介しましょう。

天柱(てんちゅう)
首の後ろにあるツボです。後頭部、髪の毛の生え際付近にあります。首の後ろには、2本の太い筋肉があり、その左右両端に指で押すと痛みを感じる場所があるはずです。その左右一対のツボが天柱です。
5秒くらい押して離す…を5回以上くりかえしてください。頸部の強張り、めまい、鼻づまり、目の充血・腫れ・痛みにも効果が期待できます。。
百会(ひゃくえ)
頭のてっぺん付近にあるツボです。両耳の穴付近に親指を置き、手のひら全体で頭を包み込んだとき、両手の中指の先端が合わさる位置が百会のツボです。押すと鈍い痛みを感じるので、正しい位置を特定するのは難しくありません。不眠や自律神経を整える効果もあるといわれています。また、めまい、耳鳴り、目の充血、鼻づまり、下痢にも効果が期待できます。
不安、イライラなどの精神的ストレスの緩和が期待できます。
気海(きかい)
お腹にあるツボです。へそから指2本分、真下に移動した位置にあたります。わかりやすいツボですが、押したときに「あ、ここはツボだ」という明確な感覚はないため、ツボ押しをしている実感は得にくいかもしれません。
精神的な不安、焦燥感を緩和するのに役立ちます。また、息切れ、胃腸の調節、下痢にも効果が期待でき、不妊、月経不順、痛経、子供の夜泣きや癇癪(かんしゃく)などにも用いられます。
指間穴(しかんけつ)
手の指と指の間にあるツボです。人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の間にあるそれぞれの水かき部分を指します。押すというよりは、逆手でつまみ、揉むように刺激してください。しばらく揉み込んだら、強めにつまんで指先方向に引っ張り、パッと指を離すようにします。
脳疲労、内臓の疲れを緩和し、心身をリラックスさせるのに役立ちます。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。