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腰痛にも遺伝が関係するの?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/08/27

腰痛の原因・基礎知識

親が腰痛持ちだった場合、子どもも腰痛を起こしやすいのでしょうか。すべての腰痛が遺伝性ということではないようですが、一部の腰痛には遺伝が関係することもあるようです。ドクター監修のもと、どんな遺伝が関係しやすい腰痛について解説します。

腰痛の原因と種類はさまざまですが、中には遺伝的な要素も関係してくる腰痛があります。腰痛と遺伝の関係について解説します。

遺伝が関係し得る腰痛とは

遺伝が関係し得る腰痛には、主に以下の3つがあげられます。

椎間板の変性による腰痛

近年の研究により、腰椎の軟骨である椎間板の変性に関与する遺伝子が発見されています。椎間板は加齢により変性しやすいものですが、それが起こりやすいかどうかは、親の体質を受け継ぐところが大きいようです。椎間板の変性により起こりやすい主な腰痛は、「変形性腰椎症」と「腰椎椎間板ヘルニア」です。

※「変形性腰椎症」については『腰痛の種類(5)変形性腰椎症』を、「腰椎椎間板ヘルニア」については『腰痛の種類(2)椎間板ヘルニア』をご覧ください。

脊柱管(せきちゅうかん)の狭さによる腰痛

身長の高い親を持つ子どもは往々にして背が高くなるように、骨格は遺伝しやすいものです。脊柱管が狭い骨格が遺伝すると、椎間板の変性や靭帯の肥厚が少し起こっただけでも脊柱管を通る神経が圧迫されやすくなり、腰痛が起こりやすくなります。脊柱管が狭まることで起こりやすい腰痛には「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」があります。

※「腰部脊柱管狭窄症」について、詳しくは、『腰痛の種類(3)腰部脊柱管狭窄症』をご覧ください。

体型による腰痛

肥満は腰痛になりやすい体型なので、その体質を受け継いだ場合にも腰痛が起こりやすくなります。ただし、椎間板や骨格の問題にくらべると、体型には後天的な要素も大きく関わってきます。遺伝的な要素は他よりも少ないと言えるでしょう。

遺伝したからといって必ずしも腰痛が起こるわけではない

遺伝が関係し得るといっても、「腰痛が遺伝する」わけではありません。腰痛を引き起こしやすい遺伝子というのは、「同じ生活や行動をした時に腰痛が起こるリスクが高い遺伝子」ということ。つまり、たとえその遺伝子を受け継いでいたとしても、普段からの心がけによっては予防することが十分可能なのです。

逆に、腰痛になりやすい遺伝子を持っていなくても、生活習慣や日頃の姿勢などによっては腰痛を起こすリスクが高くなります。いずれにしろ、腰痛が起こるメカニズムを知り、常に気をつけることがもっとも大切です。

※腰痛を防ぐ方法について、詳しくは『腰痛が起こる要因と改善・解消のための対策』をご覧ください。

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