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病院で行われる腰痛治療とは

更新日:2018/03/01 公開日:2015/08/27

腰痛の治療

病院では、どのような腰痛治療が行われるのでしょうか?痛みを緩和する対症療法から、予防的な運動療法、手術治療が必要になる場合まで、ドクター監修のもと詳しくお伝えします。

整形外科で行われる、主な腰痛の治療法をご紹介します。

整形外科で行われる腰痛の保存療法

腰痛の原因(痛みを起こしている疾患の有無)が診断されると、その原因に応じた治療が行われます。ほとんどの場合、まずは以下のような保存療法がとられます。

薬物療法

飲み薬のほか、貼付薬、塗り薬などが処方されます。主な薬には、以下のようなものがあります。

・非ステロイド性消炎鎮痛薬

炎症を抑えて痛みを緩和させる薬です。主に急性の腰痛(ぎっくり腰など)に処方されます。

・筋緊張弛緩薬

筋肉を緩めて血行を促進することで、痛みの緩和させる薬です。

・血管拡張薬

血行を促進させることで自然治癒力を高め、症状の改善を目指す薬です。

・ビタミン剤

神経障害の回復を目指す薬です。

・精神安定剤

腰痛による精神的ストレスをやわらげることで筋肉の緊張を抑え、痛みの増長を防ぐ薬です。

・骨粗しょう症治療薬

カルシウムの吸収を助け、骨形成を促進させる薬が活性型ビタミンD3製剤です。ビタミンK2製剤は骨形成促進作用と骨吸収抑制作用の両方を有します。女性ホルモン製剤(エストロゲン)も骨吸収抑制作用がありますが、発癌の副作用が見られることから、現在あまり使われていません。その他、骨吸収抑制作用の強いビスホスフォネート製剤や骨形成促進する副甲状腺ホルモン剤、骨のエストロゲン受容体だけに作用するSEMという製剤などがあります。

この他、神経伝達物質(痛みを伝える物質)の過剰放出を抑え、慢性の腰痛症に多く見られる神経障害性疼痛(とうつう)を改善するための治療薬などもあります。

神経ブロック療法

腰痛を引き起こしている神経あるいはその周囲組織に直接、局所麻酔薬やステロイド剤を注射し、痛みの緩和と炎症の抑制を目指す治療法です。専門医が行う腰部硬膜外ブロックや神経根ブロックと簡易的なトリガーポイント注射があります。麻酔薬による神経ブロック効果自体は数時間ですが、血行を促すことによる筋肉緊張の緩和や、炎症の抑制効果もあるので、患部の状態を良好に保つことができます。このようなことから、実質的な効果は数日~1週間ほどとされています。ぎっくり腰などの場合は、1~2回の注射で改善することもあるそうです。

理学療法

・運動療法

ストレッチなどで筋肉の緊張をほぐして、血行を促すことで腰痛の緩和・改善を目指します。痛みが治まってきたら、腰椎を支える背筋や腹筋を強化するトレーニングが行われることもあります。

・温熱療法

ホットパックや温湿布、電気治療(マイクロ波、低周波、高周波などの照射)、超音波・赤外線・レーザーの照射などで、患部を温める治療法です。温めることで血流を促進し、痛みの緩和を目指します。

・装具療法

コルセットや腰痛ベルトを装着し、腰への負担を軽くする方法です。長期間の装着は筋力低下を招くこともあるため、医師の指導のもと、筋力を強化する運動なども同時に行われることが多いです。

このような保存療法では効果が得られない場合は、手術が検討されることもあります。また、疾患や病気の種類によっては、最初から手術が検討されたり、すぐに手術が行われる場合もあります。

※手術について、詳しくは『腰痛の治療で手術が行われるのはどんなとき?』をご覧ください。

この病気・症状の初診に向いている科 整形外科

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