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糖尿病がもたらす合併症(1)脳梗塞

更新日:2018/05/10 公開日:2015/09/28

糖尿病がもたらす合併症

糖尿病がもたらす合併症の1つに脳梗塞があります。糖尿病の人に合併症として脳梗塞が起きるのはなぜなのでしょうか。ドクター監修のもと、脳梗塞の原因や症状、糖尿病との関係と糖尿病の改善方法について解説します。

糖尿病は、大小の血管が詰まる事によりさまざまな合併症をもたらす疾患ですが、その1つに脳梗塞があります。ここでは、糖尿病が脳梗塞をもたらすメカニズムと、脳梗塞の症状、対処法について解説します。

糖尿病がもたらす脳梗塞とは

脳の血管が障害を受ける病気には、血管がつまる脳梗塞、血管が破れて脳の中で出血する脳出血、脳の表面を覆っている「くも膜」という膜の下で出血が起きるくも膜下出血などがあり、これらをまとめて「脳卒中」と言います。

糖尿病は、脳卒中との関連が深い病気です。中でも、脳梗塞のリスクは特に高く、糖尿病患者の脳梗塞発症リスクは、血糖値が正常な人に比べて男性で2.22倍、女性で3.63倍にもなるといわれています。

糖尿病の人が脳梗塞を起こしやすいのは、慢性的な高血糖状態によって動脈硬化が進行しやすいからとされています。脳梗塞は、脳の血管に動脈硬化が進行し、血管が徐々に狭くなったり、血栓がつまることで起こります。

脳梗塞の種類と症状

脳梗塞は、主に次の3つのパターンに分類されます。

ラクナ梗塞

脳の血管は、太い血管から細い血管へと次第に枝分かれしながら脳全体に広がっています。この枝分かれした細い血管がつまってしまうのが、ラクナ梗塞です。

アテローム血栓性脳梗塞

アテローム血栓性脳梗塞は、脳の太い血管が狭まったり、血栓がつまることで起こる脳梗塞です。

塞栓性脳梗塞(心原性脳塞栓症)

心房細動などの疾患で心臓内に生じた血栓が動脈を通じて脳に運ばれ、脳の血管をつまらせることで起こる脳梗塞です。

糖尿病になると、どのタイプの脳梗塞も発症リスクが高くなります。

脳梗塞が起こると、つまった血管より先には血液が流れなくなり、脳細胞が死んでしまいます。そのため、意識障害や体の片側の麻痺、ろれつが回らない、片方の目が見えない、ふらついてうまく歩けないなどといった症状が現れます。

医学が進歩したことにより、以前ほど脳梗塞で命を落とす人は少なくなりましたが、脳梗塞になると後遺症が残って自立した生活を送れなくなることが多いため、十分な注意が必要です。

脳梗塞の症状が現れたらすぐに受診を

脳梗塞は、治療までに時間がかかってしまうと、それだけ脳細胞の酸欠状態が長く続くため、重い後遺症を残したり命に関わる可能性が高くなります。そのため、どれだけ早く治療を行えるかが、とても重要なポイントとなります。

左右どちらかの手足や顔に麻痺・しびれが起こる、うまく話せない、ものが正しく見えない、めまいや経験したことのない激しい頭痛といった症状が現れたら、脳梗塞の可能性があるので、すぐに医療機関を受診しましょう。

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