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朝のコーヒーが二日酔いを軽減する?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/09/30

二日酔いと食べ物・飲み物

二日酔いによる頭痛を和らげる働きがあるとして注目を集めているコーヒー。その理由はコーヒーに含まれるカフェインの作用にありました。ここでは、ドクターの監修のもと、コーヒーに含まれるカフェインの二日酔いに対する作用について詳しくご紹介します。

コーヒーというと、胃に悪い、便秘になるといったマイナスイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか。しかし、近年ではさまざまな研究によって「コーヒーの健康効果」にも注目が集まっています。二日酔いの症状にもコーヒーがよいという報告もありますが、いったいコーヒーにはどのような作用があるのでしょうか。

コーヒーが二日酔いによいといわれている理由

二日酔いに多く見られる頭痛。アルコールには血管を拡張する作用があるため、頭部の血管が拡げられることで頭痛が発生してしまうのです。そして、コーヒーに含まれるカフェインには血管収縮作用があるため、この血管が拡張されたことによって引き起こされる頭痛の緩和に役立つとされているのです。この作用は二日酔いの頭痛解消に非常に有効な方法として、一般的に認知されつつあります。

また、カフェインには肝臓を活発に機能させ、アルコール分解の過程で発生するアセトアルデヒドの分解を早める作用もあるといわれています。アセトアルデヒドは毒性を持つ物質で、二日酔い症状を引き起こす原因のひとつとされているもの。アセトアルデヒドの分解が進み、毒性のない酢酸になることで、二日酔いの症状が軽減されていくと考えられます。

さらに、コーヒーには肝臓の機能を良好に保つ働きがあることもわかってきました。コーヒーの肝臓に対する働きを調査した研究において、コーヒーを日常的に飲んでいる人はコーヒーを飲まない人に比べ、肝機能の正常値を計るγ-GTPの数値が平均で10以上も低かったと報告されています。γ-GTPは肝臓の細胞が壊れることによって血液中に漏れだす物質なので、低ければ低いほど、肝臓の機能は良好であると言えます。

飲みすぎると健康を損ねる恐れも

二日酔いや健康への効果が期待されるコーヒーですが、飲めば飲むほど健康を増進させるというものではありません。

アルコールに利尿作用があるように、カフェインにも利尿作用があります。アルコールによって起こる二日酔いの不快症状の中には、この利尿作用により、体が脱水状態に陥ることで引き起こされるものもあります。お酒の飲み過ぎで脱水状態になっているときにカフェインを大量に摂取すると、利尿作用により、体内の水分量はより減少してしまう可能性があります。

また、カフェインには強力な酸性の性質を持つ胃散の分泌を促す作用もあります。アルコールを摂取した後の胃は刺激によってダメージを受けている状態。そこに刺激の強い胃散が分泌されれば、胃には大きな負担となります。特に空腹時にカフェインを摂取するとダメージもより大きくなってしまうので、避けた方が無難と言えるでしょう。

さらに、カフェインには鉄分や亜鉛といったミネラルの吸収を阻害する作用があったり、多量に摂取することで自律神経の乱れや睡眠の質の低下を招くことがあります。このようなデメリットを避けるには、やはり、適量を守って正しく摂取することが大切です。

カナダ保健省発表資料では、健康な成人のコーヒーの適量は一日あたりコーヒーカップ5杯~6杯程度となっています。健康を害してしまわないためにも、特に二日酔いの場合は身体の状態に合わせて飲むようにしましょう。

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