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子どもは要注意!魚の目(うおのめ)と間違えやすいウイルス性のイボとは?

更新日:2017/01/29 公開日:2015/10/27

魚の目(うおのめ)の基礎知識

子供の足に魚の目のようなものができていたら、それはウイルス性の「イボ」の可能性があります。今回は、ドクター監修のもと、魚の目とウイルス性のイボの違いや見分け方、対処法などをご紹介していきます。

子供の足に、魚の目のようなものができていても、魚の目ではない可能性があります。では、子供の足にできる魚の目のようなでき物は、一体何なのでしょうか?今回は、その正体についてお話していきます。

魚の目は子供にもできる?

そもそも魚の目は、足の裏や足指にできる硬い皮膚病変で、通常は大人にできます。足の皮膚の一部分に、圧迫や摩擦などの機械刺激が長期間にわたって繰り返し加わり続けると、これ以上ダメージを受けないように皮膚表面の角質層が厚く硬くなって、芯を持つようになります。こうした「魚の目のできるメカニズム」から考えても、まだ足の皮膚が比較的やわらかい9歳以下の小さな子供の場合、魚の目はできにくいと言えます。

子供の足にできる魚の目のようなものの正体とは

実際、子供の足にできる魚の目のようなものはウイルス性のイボであることが多く、正式には「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」といいます。これは、ヒトパピローマウイルスというウイルスの感染によってできます。尋常性疣贅は、ひじやひざ、足裏、手足など、傷をつくりやすい部分にみられます。

皮膚は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」という3層でできており、皮膚の一番外側には、ウイルスや細菌などの異物をブロックし、バリアの役割を果たす「角質層」があります。また、たとえ角質層のバリアを破ってウイルスが侵入してきても、皮膚の内部には、これを排除しようとする「免疫作用」もあります。

こうしたことから、ヒトパピローマウイルスは、健康な皮膚には感染することがないとされていますが、皮膚に小さな傷があったり、免疫力が弱っていたりすると、ウイルスの侵入を許してしまい、それが皮膚内部の細胞に感染して、イボができてしまうのです。

ウイルス性のイボの特徴と対処法

魚の目は、直径5~7mmくらいの硬い角質の塊で、中心に、まるで魚の眼のような芯があるのが特徴です。そしてこの芯が、皮膚の中に食い込むように伸びていくので、押したり、歩いて当たったりすると、痛みを感じます。

それに対して、尋常性疣贅は、数mmから1cmくらいまでの大きさをしていて、表面が固くゴツゴツして盛り上がっています。基本的に痛みやかゆみはありませんが、中には、押さえると痛みを感じるものもあります。

また、尋常性疣贅は、放っておけば、自然に治ることもありますが、大きくなったり、数が増えたりすることもあります。ただし、触ったり、削ったりしてはいけません。というのも、ウイルス性のものなので、むやみに触ると、ほかの部分にも感染がひろがってしまいます。また、体調不良などにより免疫力が低下しているときや、アトピーによる皮膚炎や手荒れがひどい方に対しては、ウイルス性のイボを感染させてしまうこともあります。

特に、家族に尋常性疣贅があると、感染してしまう可能性が高くなるので、なるべく早めに皮膚科を受診することが大切です。

また、日常生活で生じる皮膚への外傷についてもしっかりと注意をしていくことが大事です。日ごろから皮膚の健康に気を遣い、乾燥しやすい時期には保湿をしっかりとするなど風邪予防と同じように、皮膚のウイルス感染を予防しましょう。

  • ささくれ
  • ひび割れ
  • あかぎれ
  • 水虫
  • 切り傷

などこれらの外的な傷や症状は、ウイルスの進入経路になりかねませんので、適切な処置を行い、場合によっては皮膚科を受診しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

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