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魚の目(うおのめ)手術の種類と保険適用について

更新日:2018/05/18 公開日:2015/10/30

魚の目(うおのめ)の治療

魚の目の芯が皮膚の奥深くにまで入り込んでいるときは、手術が必要になることがあります。そこで今回は、魚の目の手術の種類や、手術に保険が適用されるかどうかなどをご紹介していきます。

魚の目の病院での治療法の中には手術という手段もあります。具体的に、どのような手術が行われるのでしょうか。今回は、魚の目の手術の種類や手術の保険適用についてお話していきます。

魚の目は手術が必要になることも

病院での魚の目の治療は、カミソリなどで削ったり、「サリチル酸」を配合したスピール膏などを使うのが一般的です。サリチル酸には、角質をやわらかくする作用があります。カミソリなどで削れないほど硬い場合には、これを数日貼って、魚の目をふやかしてから、痛みの原因になる芯をメスやハサミなどで取り除きます。

しかし、魚の目がかなり進行していて、芯が大きく、皮膚の奥深くまで入り込んでいる場合は、スピール膏での治療が困難なこともあります。こうした場合は、手術による芯の除去が検討されます。

魚の目の手術方法には、「メスでの切除術」や「レーザー治療」、「液体窒素治療」があります。

メスでの切除術

メスでの切除術とは、局所麻酔をした後に、魚の目の患部をメスで切開し、芯を取り除くというものです。ただしこの方法は、術後の傷跡の痛みのほうが、魚の目の痛みよりも強くなったり、直径5㎜以上の魚の目の場合は、出血、感染のリスクを伴ったりすることがあります。また、傷が塞がるまでに、だいたい1か月以上はかかるとされており、術後の日常生活も制限されてしまいます。

このため、メスでの切除術は、日本皮膚科学会でも、あまり勧められていませんが、魚の目の痛みが激烈で、日常生活に支障があるような場合は、この方法が選択されることもあります。またメスでの切除術には、保険が適用されます。

レーザー治療

レーザー治療とは、局所麻酔をした後に、「炭酸ガスレーザー」などのレーザーを患部に照射し、魚の目の芯だけを削り取るというものです。

炭酸ガスレーザーは、色に関係なく吸収され、特に水に吸収されやすいという性質を持っています。このため炭酸ガスレーザーを患部に照射すると、皮膚組織の細胞に含まれる水分にレーザー光が吸収され、そのときに発生する熱エネルギーによって、一瞬のうちに患部の組織を気化・蒸散させてしまうのです。

魚の目の治療の場合は、回転して糸を巻き取るように、紡錘状に繰り抜いていきます。深い芯まで確実に除去することができますが、組織周辺の血液は一瞬で固まってしまうので、ほとんど出血はありません。また痛みもほとんどなく、傷跡も残りにくいとされています。

ただしレーザー治療も、魚の目の大きさによりますが、傷が癒えるまでに、だいたい1か月程度はかかるといわれています。また、レーザー治療の場合、一般的には保険が適用されません。治療費は医療機関ごとに異なり、スピール膏での治療やメスでの切除術に比べ、治療費が高額になる傾向にあります。

液体窒素治療

患部に-196℃の液体を染み込ませた綿棒やスプレーを使って低温やけどを起こし、皮膚表面の異常がある組織を壊死させる治療方法です。組織の壊死によって患部が新しい皮膚に生まれ変わります。こうして皮膚の新陳代謝を促し、奥の層を徐々に表面に押し上げて、患部を取り除きます。

通常、カミソリやメスで削ることで治療できますので、液体窒素による冷凍凝固術は行わないのですが、あまりにも芯が深く、削れないような場合に併用することがあります。また、液体窒素による治療には保険が適用されます。

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