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「液体窒素療法」で魚の目(うおのめ)は治る?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/10/30

魚の目(うおのめ)の治療

魚の目(うおのめ)の治療には「液体窒素療法」が効果的との説を耳にしたことがあるかもしれませんが、これは本当でしょうか?また、そもそも液体窒素療法とはどのような治療法なのでしょうか?詳しくお伝えいたします。

魚の目(うおのめ)は「液体窒素療法」で治療できると耳にしたことがあるかもしれませんが、これは本当でしょうか?その真偽と、液体窒素療法が用いられるケースについて説明します。

魚の目に「液体窒素療法」は効果ある?

液体窒素療法とは、ウイルス感染を起こした患部に-196℃の液体を染み込ませた綿棒やスプレーを使って低温やけどを起こすことで、皮膚表面にある異常な組織を壊死させる治療法です。組織が壊死すると、その下にある皮膚が細胞分裂を始めるため、患部が新しい皮膚に生まれ変わります。これによって皮膚の新陳代謝を促し、奥の層を徐々に表面に押し上げて、患部を取り除くというわけです。

では、この治療法は魚の目にも効果的なのでしょうか?この答えは、魚の目ができるメカニズムを知ると自ずと出てきます。

魚の目は、足の皮膚の狭い範囲がくり返し圧迫や摩擦された結果、皮膚の表面にある角質層が厚く硬くなっていくことで生じる皮膚病変です。進行すると角質が円すい状の芯のようになって皮膚の中に食い込み、神経を圧迫することで痛みを感じるようになります。

前述のとおり、液体窒素療法は「皮膚を壊死させる」ものです。通常、カミソリやメスで削ることで治療できますので、液体窒素による冷凍凝固術は行わないのですが、あまりにも芯が深く、削れないような場合に併用することがあります。また、「魚の目の治療に用いられる」といわれることもあるのは、魚の目と似たウイルス性のイボ「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」や「ミルメシア」と勘違いしている場合もあるかと考えられます。ウイルス性のイボに特効薬はないので、これを完治させるには液体窒素療法が効果的とされているのです。

魚の目の治療では、軽度ではカミソリなどで削る方法や、「サリチル酸」が配合されたスピール膏の使用、重度の場合はメスでの除去やレーザー治療が行われるのが一般的です。

※魚の目の治療法について、詳しくは『魚の目(うおのめ)の病院での診断と治療方法』をご覧ください。

魚の目は、発症メカニズムから考えても、皮膚が比較的やわらかい子どもにはできにくいと言えます。逆に、ウイルス性イボの一種である尋常性疣贅は、子どもにできやすいとされています。大人もそうですが、特に子どもの場合は足裏にイボのようなものができたら自己判断で魚の目と決めつけず、間違った治療を受けないためにも病院でしっかり診断してもらいましょう。

※魚の目と似たウイルス性のイボについて、詳しくは『子どもは要注意!魚の目(うおのめ)と間違えやすいウイルス性のイボとは?』をご覧ください。

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