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ナルコレプシー診断に使われるJESSチェックとは?

更新日:2018/05/18 公開日:2015/10/28

ナルコレプシーの基礎知識

ナルコレプシーの診断検査で行われることのあるJESSというチェックテストについて、ドクター監修のもとお伝えします。使用される目的と方法についてご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ナルコレプシーの検査では、JESSというチェックが行われることがあります。いったいどのような検査なのでしょうか?目的と方法についてご紹介します。

ナルコレプシーの検査に使われるJESSとは

JESSはJapanese version of the Epworth Sleepiness Scaleの略称で、ESS(Epworth Sleepiness Scale)の日本語版となります。日本呼吸器学会と睡眠時無呼吸症候群に関する検討委員会から委託を受けて作成されました。

ESS(Epworth Sleepiness Scale)とは、「エプワースの眠気テスト」とも呼ばれるチェックテストです。一般的に、ナルコレプシーの検査では終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)や睡眠潜時反復試験(MSLT)のほか、主観的な日中の過度の眠気を測定するテストであるESSが行われます。

ESSは、1991年にMurray W.Johns と Shunichi Fukuharaによって作成されました。イギリスの胸部疾患学会のガイドラインで眠気を評価するためにESSを使用することが推奨されているほか、世界中で用いられているチェックテストで、8項目に答えることで主観的な日中の過度の眠気を測定することができます。ナルコレプシーをはじめとした睡眠障害に関してのみならず、一般的に眠気を測定する方法としても用いられています。

JESSのチェック方法

JESSは、「NPO法人 健康医療評価研究機構のホームページ」からダウンロードすることができます。簡単に答えられる8項目をチェックしていき、決められたとおりに点数を集計してください。JESSでは11点以上が病的基準の目安となっているため、合計が11点以上になると過眠の傾向があると考えられます。睡眠不足が原因ではないと思われる場合には、睡眠の専門医を受診したほうがよいでしょう。

ナルコレプシーの場合は、眠気を感じる度合いが非常に高いのが特徴です。治療をしていない状態で11点を下回ることはほとんどありません。とはいえ、JESSで高得点だったからという理由だけでナルコレプシーであると判断することもできません。ナルコレプシーを正しく診断するためには、臨床症状に関する問診と反復睡眠潜時検査(MSLT)が重要であることを理解したうえで、JESSチェックを活用しましょう。

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