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糖質不足によって起こるトラブル・症状

更新日:2017/07/14 公開日:2015/10/30

「ダイエット」という言葉を聞くと減量をイメージしがちですが、もともとは健康的な食生活、食事療法を表す言葉です。過剰に糖質を制限するダイエットを行い、体に不調をきたしては、元も子もありません。糖質が不足するとどのようなリスクがあるのかを知っておきましょう。

糖質不足で起こりうるさまざまな症状

近年、「簡単で確実に痩せる」といったクチコミで糖質制限ダイエットが流行していますが、糖質は、人間の三大栄養素のうちのひとつである炭水化物から食物繊維を除いたもので、人間の体には欠かせないエネルギー源です。極端に制限すると、さまざまな問題が起こるおそれがあります。

筋肉量が減ってリバウンドしやすい体に

エネルギー源である糖質が不足すると、人間の体は必要な血糖を維持しようと働き、筋肉を分解してアミノ酸に変化させ、そこから糖質を作り出し、エネルギーとして使用します。そうなると筋肉量が減り、基礎代謝も低下して、逆に痩せにくく、リバウンドしやすい体になる可能性があります。

体だけでなく心に悪影響をおよぼす場合も

人間が生きていくために絶対に必要な器官である脳。その脳のほぼ唯一のエネルギー源はブドウ糖です。糖質不足の状態は、集中力を低下させたり、イライラを招いたりする原因にもなります。また、副交感神経の働きに影響するセロトニンなど脳内物質の分泌が減ってしまい、不眠症や体内時計の乱れを起こしたり、ストレスを抱えやすくなったりするのです。

糖質不足が深刻な症状を引き起こすことも

糖質不足が続きブドウ糖が枯渇すると、脂質を燃焼してエネルギーを作ろうとします。その際の代謝産物として産生されるのがケトン体という物質です。糖質の欠乏状態が続き、ケトン体が多くなりすぎると、まれにケトアシドーシスという危険な状態になることがあります。

ケトアシドーシスとは、ケトン体が増え過ぎることで、血液や体液が酸性に傾き、悪心(おしん)や嘔吐(おうと)などの症状が引き起こされる状態です。進行すると昏睡状態になってしまうこともあります。

健康な人であればケトアシドーシスになる心配はあまりありませんが、1型糖尿病患者の方など、インスリンの分泌が極端に少なかったり、全くなかったりする人は特に注意が必要です。

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