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糖質のとりすぎが引き起こすトラブル・病気

更新日:2017/07/24 公開日:2015/10/30

人間の体にとって欠かせないエネルギー源である糖質ですが、とりすぎてしまうと、体にトラブルを引き起こすこともあります。そのメカニズムや考えられる症状について、解説します。

糖質とは

糖質は、タンパク質、脂質と並ぶ3大栄養素のひとつで、脳や体を動かすエネルギーになります。砂糖や果物などの甘いものだけでなく、ご飯やパン、麺類、イモ類などにもデンプンとして含まれています。

不足するとエネルギー不足による疲労感や集中力の低下が見られ、特にブドウ糖が必要な脳・神経で供給不足が起こると意識障害を起こすこともあります。一方で、過剰な摂取により消費しきれなかった糖質は中性脂肪として蓄積され、肥満や生活習慣病につながります。

糖質のとりすぎは万病のもと

糖質のとりすぎで懸念されるもののひとつが肥満です。摂取した糖質は体内で消化されて、最終的には小腸で分解され、体に吸収されます。その後肝臓を通過し、一部は血液中に放出されて全身の細胞を動かすエネルギー源となります。残りは肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄えられ、再びエネルギーとして使われますが、それ以上のもの、つまりとりすぎた糖質は、中性脂肪となり肝臓や脂肪細胞に蓄積されます。これが過剰に蓄積されると肥満や、脂肪肝になってしまうというわけです。

さらに、糖質の過剰摂取は老化の原因にもなります。血液中のブドウ糖があふれ出してタンパク質と結びつき、体温で熱されることを「糖化」と言いますが、糖化が起こると、AGE終末糖化産物という強い毒性を持つ物質が産生されます。このAGEは肌や骨の老化を引き起こすだけでなく、血管に蓄積すると、脳梗塞や心筋梗塞の一因にもなります。

糖質のとりすぎが、老化やさまざまな病気の大元の原因とつながり、決して見過ごすことのできない事態にまで悪化してく元凶となるのです。

「高血糖」の原因にも

日常的に糖質をとり過ぎていると、血糖値を上手にコントロールする機能が徐々に失われ、常に血糖値が高い「高血糖」になってしまいます。この高血糖の状態がずっと続くのが、生活習慣病のひとつでもある糖尿病です。

血糖値の数値は、正常型、境界型、糖尿病型の3つに分類されますが、多くのケースでは、境界型にある時期を経て糖尿病型へ移行します。つまり、境界型にあてはまる人は、「糖尿病予備軍」であると言えます。

初期の糖尿病で多く見られるのが、食事をしたあとに血糖値が急激にあがる「食後高血糖」です。

健康な身体では、血糖値が急激に上昇すると、それを下げる役割をもつインスリンが大量に分泌されます。このインスリンには、脂肪を溜めこむ作用もあるため、ダイエットの面から見ても大きなマイナスとなります。

とりすぎることによりさまざまなリスクを高める糖質。糖質の摂取量を調整することは、ダイエットだけでなく、健康維持においても重要となるのです。

高血糖が招くリスク

高血糖が慢性的に続く「糖尿病」になると、三大合併症網膜症・腎症・神経障害をしばしばともないます。また、動脈硬化が進行し、脳卒中や心臓病のリスクも高まります。

糖質を効率よく代謝する方法

1日3食、3大栄養素を中心にビタミンやミネラル、食物繊維をバランスよく含んだ食事をとることが何よりも大切です。食事の際はゆっくりよく噛むと満足感が高まります。間食や夜食はなるべく避け、ダラダラ食いは避けましょう。

血糖値を下げるには、有酸素運動が効率的だといわれています。有酸素運動には、ウォーキングやスイミング、サイクリングや軽いエアロビクスなどがあります。

負担の少ない運動として、食後にゆっくりとウォーキングをするのがおすすめです。1万歩を目安に、15〜30分程度のウォーキングを1日2回行うとよいでしょう。ただし、すでに糖尿病による合併症の症状が出ている場合、運動に制限が必要なこともあります。ドクターとよく相談のうえでとり入れてください。

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