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更年期障害とストレスの関係

更新日:2017/12/11 公開日:2015/12/08

更年期障害の予防・対策

ストレスをためやすい人は、更年期障害の症状が重くなりがちです。更年期障害を悪化させないためにも、ストレスへの対処法を理解しておきましょう。ここでは、更年期障害とストレスの深いかかわりについて、ドクター監修の記事でお伝えします。

更年期障害には、ストレスが深く関わっています。ストレスをため込んでしまうと更年期障害に影響するので、しっかりとストレス対策をとる必要があります。

ストレスをためやすい人ほど更年期障害が重くなる

女性が閉経を迎えるころというのは、ホルモンの分泌が大きく変動する時期です。それに加えて、家庭や職場での環境も変わってくる時期でしょう。そのため、心身ともにストレスにさらされることが多く、自律神経失調症の症状が起こりやすくなります。

実際に、ストレスを感じやすい人ほど更年期障害が重くなるといわれています。

更年期障害による様々な不調は慢性化しやすいので注意してください。症状が軽いからといって放置せずに、きちんと医師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。

また、更年期障害の症状に関する調査を行った結果、不安・焦燥や抑うつ気分といった精神的症状には、ホルモン分泌を調節する内分泌機能よりも心理的な要因が強く関係しているといわれています。特に、多くの女性にとっては、更年期の時期に問題となる子どもの就職や結婚に関する心理的負担が大きいでしょう。家族構成が変化しやすい時期で、空の巣症候群などになってしまう人もいます。

さらに、この時期には夫が管理職になっていることもあります。仕事が忙しくなり、夫婦間の会話が少なくなる人もいるでしょう。そのうえ、両親や友人が病気になってしまうことが増えるのも更年期の特徴です。

最近は、働く女性が増えてきていることもあり、自分自身が管理職など責任のある立場にいて心理的な葛藤に悩まされている人も多いようです。

たとえストレスを感じたとしても、対処する方法がわかっており、精神的な余裕を持つことができれば、更年期障害に悩まされずに済むこともあります。

注意したいのは、神経質で思いこみの激しい人。このような心配性の性格だと更年期障害の身体的症状が強くあらわれやすくなるといわれています。

ほかにも、閉経を迎えることで、女性であることや若さを失ってしまうなどといった不安に襲われてしまう人もいます。

ストレスへの対処法

このように、更年期障害には心理的・精神的な問題が深く関係しています。身体的な症状を抑えるための薬物療法を続けながら、心の問題を解決していかなければなりません。

とくに、自分では、実際にどのようなことが心の負担になっているのかわからないこともあります。カウンセリング療法を受けて、ストレスのもとになっていることを突き止め、適切な対応をとる必要があるでしょう。

悩みや不安な気持ちというのは、だれかに話を聞いてもらうだけでも軽くなるものです。ストレスはそう簡単になくすことはできません。しかし、なにもせずにそのまま心にかかる負担を大きくしてしまうことだけは避けなくてはいけないのです。

カウンセリングを続けていくうちに、ストレスを上手く対処するコツを身につけることができるでしょう。これをストレスコーピングと言います。そして、自分の考え方(スキーマ)や性格の傾向なども把握して、自己理解を深めていけると良いでしょう。

さらに、自分が望むこと、周囲の人に助けてほしいことなどを素直に伝えることは、ストレスを避けるためには欠かせません。相手の気持ちや立場を尊重しつつ、自分の気持ちを素直に伝えることを「アサーション」と言います。これにより、夫婦や同僚、上司部下などにおいて、お互い理解しながら前向きに成長していきましょう。