スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

日常生活でできる腹部膨満感(お腹の張り)の予防・解消法

更新日:2017/03/22 公開日:2015/11/24

腹部膨満感の原因と対処法

「お腹が張っている」「圧迫感があって苦しい」「お腹は空いてるにおなかが苦しい」そのような症状を、腹部膨満感と言います。ここでは、腹部膨満感の原因と解消法・予防法について、ドクター監修の記事にて詳しくお伝えします。

お腹が張って苦しい…腹部膨満感に悩んでいるという人は、意外と多いのではないでしょうか。腹部膨満を予防するためにはどうしたらよいのでしょうか。

腹部膨満感の予防法は

腹部膨満感は、胃や腸の働きが悪くなることが原因でおこります。腹部膨満感では、胃腸の中に内容物が長くとどまって重苦しく感じたり、ガスがたまってお腹が張ったりします。そのほか、病気による影響の場合もありますが、ここでは、生活習慣が原因で起こる腹部膨満の予防法について紹介します。

予防の基本は、規則正しい食事、便秘の予防、定期的な運動、ストレス解消を心がけることです。

食事の摂り方のポイント

食べ過ぎ飲み過ぎは、一時的に胃の消化機能を低下させます。すると胃の中に食べた物が長く停滞し、胃部の膨満感やもたれ、むかつきなどの原因になります。また、朝食を抜いたり、不規則な時間帯で食事をしたり、無理なダイエットをしたりすると便秘が起こりやすくなり、腸にガスがたまって膨満感の原因になります。

これらを予防するためには、1日3回、規則正しい時間に食事をすることを心がけ、暴飲暴食を避けることが大切です。

また、食事の仕方にも注意が必要です。早食いをしたり、食事中におしゃべりしすぎたりすると、空気をたくさん飲み込んでしまいがちです。飲み込んだ空気は消化菅のガスを増やし、腹部膨満の原因になります。また、よく噛んで食べないと消化が悪くなります。ですから、口を閉じてよく噛んで食べるよう心がけましょう。

食事の内容のポイント

米、芋類などのでんぷん質の食品、アクの強い野菜、炭酸飲料、消化が悪い繊維質の食品などは腸の中でガスを発生しやすく、膨満感の原因になります。お腹が張りやすいという人は、これらのガスを発生する食品の食べ過ぎに注意しましょう。

便秘になると腸内にたまったガスも排出されにくくなり、ガスがたまった状態になるため、膨満感につながります。そのため、便秘になりにくい腸内環境に整えることも大切です。善玉菌を増やして悪玉菌を抑えるヨーグルトや、納豆などの発酵食品を積極的に摂る、食物繊維を多めに摂る、水分を多めに摂る、などを心がけ、食生活から改善していきましょう。

また、朝の決まった時間にトイレへ行く習慣を身に付けて、排便のリズムを整えましょう。もちろん、無理なダイエットは禁物です。

なお、悪玉菌は腐敗ガスを発生させるため、悪玉菌が多い腸内環境ではガスがたまることによる腹部膨満が起こりやすくなります。

運動のポイント

運動不足や加齢によって腹筋が衰えてくると、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)も低下します。腸の動きが悪くなると便秘がちになり、ガスもたまりやすくなります。腹筋運動やストレッチなどで腹筋を鍛えれば、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になるといわれています。ほかにも、適度な全身運動で代謝を上げれば、腸内環境は整ってきます。

ウォーキングや水泳、ヨガなどの全身運動は、ストレス解消のためにも効果的です。ストレスがたまると自律神経が乱れ、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を低下させてしまいます。これも便秘や膨満感の原因になるため、運動によってストレスを発散させることはとても大切です。

そのほかのポイント

タバコのニコチン、アルコールの多量摂取は、胃腸の粘膜によい影響を与えません。その結果、胃や腸の動きが悪くなり、腹部膨満を引き起こすこともあるため、控えめにしておきましょう。

また、長時間座りっぱなしの体勢も腹部膨満にはよくありません。ほかにも、長時間お腹を締め付ける下着や洋服の着用も腹部膨満につながるため、控えることをおすすめします。

腹部膨満感の対処法は

腹部膨満感で苦しいといった場合には、その症状に合わせて以下の市販薬を試してみましょう。

・便秘薬…便秘をともなう場合は、漢方など穏やかな効き目の便秘薬を試してみましょう。

・乳酸菌やビフィズス菌入りの整腸剤…腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を抑えるといった腸内環境を整える効果があり、ガスの発生を抑えるとともに蠕動運動(ぜんどううんどう)を促してガスを排泄してくれます。

・消泡剤…腸内のガスに直接作用し、ガスの排出や腸への吸収を促します。

さまざまな予防法や薬を試してみても効果がなく、膨満感が長続きする場合は、なんらかの病気が潜んでいる可能性もあります。そのような場合は、胃腸科の医療機関を受診しましょう。

医療機関を受診すれば、便秘薬・漢方薬・整腸剤や消化管運動機能改善薬などの処方を受けることができます。また、内視鏡検査可能な施設では、胃内視鏡検査/大腸内視鏡検査などで、胃と腸に潰瘍やがんなどの病気が潜んでいないか確認することが可能です。

この病気・症状の初診に向いている科 内科