スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

そもそも血液型とは?分類やその歴史

更新日:2018/05/01 公開日:2016/01/27

血液型の基礎知識

たいていの日本人は自分の血液型を知っていて、血液型による性格判断などの話が好きです。では、いったい血液型とは何なのでしょうか。専門ドクター監修のもと、血液型の分類やその歴史について解説します。

自分の血液型は知っていても、血液型そのものについてはよくわからないという人は多いもの。血液型とは、いったい何でしょうか。血液の構成と分類、血液型の歴史について解説します。

血液型とは

そもそも血液とは、血球と呼ばれる細胞(赤血球、白血球、血小板)と、血しょう(血液の液体部分)から成り立っており、これらの成分ごとに特有の抗原を持っています。

一般的に血液型とは、赤血球の型を指します。型は300種類以上ある赤血球表面のグルコースなどの糖が鎖状に連なった糖鎖やたんぱく質の違い(抗原)によって決まります。2011年現在、国際輸血学会で決められているABO血液型やRh血液型などの血液型系列は30種類ほどが知られています。ABO式血液型について詳しくは『知ってる?ABO式血液型とは』をご覧ください。

血液型は、赤血球だけではなく、白血球や血小板にも存在します。この場合の血液型は、HLA、HPAと呼ばれる特有のものです。HLA、HPAについて詳しくは、『HLA抗原とHPA抗原(白血球・血小板の血液型)について』をご覧ください。

輸血をする際には、ABOとRhの2つの血液型が大切になります。輸血者と患者のお互いのABO血液型は同じ型を選び、さらにRh陰性の患者の場合はRh陰性の血液を用います。型が異なるABO血液型を誤って輸血すると、免疫反応によってその赤血球は壊されてしまい、副作用や合併症の原因となります。発熱などの軽い症状から、ときには急性腎不全のような生命にかかわる重篤な副作用を起こすこともあります。

血液型の歴史

現在、日本人の多くは自分の血液型を知っていますが、20世紀のはじめまでは、世界でも血液型の概念がありませんでした。

1900年に、他人の血液を混ぜると血球が塊になり、そこには規則性があることをオーストリアの化学者カール・ラントシュタイナーが発見しました。そして、規則性に基づいて血液をグループ分けしたのが、現在のABO式の血液型です。この規則性を発見した当初、使用した血液標本の中にAB型がいなかったため3つの分類としていました。それから2年後に彼の同僚の研究者がAB型を発見し、追加しています。

さらに1940年、ラントシュタイナーは弟子であるアレクサンダー・ウィーナーと共に、Rh血液型を発見しました。Rh血液型は、輸血に関わる重要な分類法の一つとなっています。

ABO血液型とRh血液型の発見によって、血液型不適合による死亡事故は激減し、輸血は科学に基づく安全なものへと変わりました。

ヘルスケア本