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献血できない人の条件とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2015/12/25

献血の基礎知識

献血は、誰でもすぐにできるボランティアだと思いがちですが、献血をするためには条件があり、1項目でもクリアできないと受けることができません。ドクター監修のもと、献血できない人の条件について解説します。

献血は誰でもできるものではなく、条件によってはできない人もいます。献血ができない人のさまざまな条件について解説します。

献血ができないさまざまな条件

体調不良や服薬中の方

当日、平熱より1度以上高い発熱があったり、過度の空腹、睡眠不足など、体調がよくない場合、献血ができない可能性があります。

薬を使用している場合は、薬の種類によって献血できないこともあります。ビタミン剤や一般的な胃腸薬などは、内服しても問題ありません。そのほかの薬は、病気の種類や薬の種類によって、外用薬、坐薬、点眼・点鼻薬でも、献血できない場合があります。薬の判断はドクターが行います。

出血をともなう歯科治療をした方

歯石除去を含む、出血をともなう歯科治療を行った場合、治療後3日間は献血をすることができません。なぜなら、抜歯などによって口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性が否定できないからです。

一定期間内に予防接種を受けた方

インフルエンザや日本脳炎、コレラ、A型肝炎、肺炎球菌、百日咳、破傷風といった不活化ワクチンおよびトキソイドの接種を受けた場合、接種後24時間は献血することができません。そのほか、下記のように予防接種ごとに献血できない期間が決まっています。

  • B型肝炎ワクチン…接種後4週間
  • 抗HBs人免疫グロブリンを単独または併用した場合…投与後6か月間
  • 動物にかまれた後、狂犬病ワクチンを接種…接種後1年間
  • おたふく風邪、風疹、BCGなどの弱毒生ワクチン…接種後4週間
  • 天然痘ワクチン…接種後2か月間
  • 破傷風、蛇毒、ガスえそ、ボツリヌスの抗血清の投与…投与後3か月

6か月以内にピアスの穴をあけた方・いれずみを入れた方

医療機関、または使い捨て器具でピアスの穴をあけた場合、細菌などが感染している危険性があるため、穴をあけた場所の状態にもよりますが、最低1か月間献血をすることができません。その他の方法、たとえば友だち同士で安全ピンや針を共用して穴をあけた場合などは、血液を介してエイズ、B型肝炎およびC型肝炎などのウイルスが感染している可能性を考慮し、6か月間は献血ができません。

さらに、口唇、口腔、鼻腔など、粘膜を貫通してピアスを挿入している場合には、献血できません。

特定の病気にかかったことがある場合

以下の病気にかかったことが或る場合は、献血を受けられないため、注意しましょう。

  • 心臓病

これまでに、心筋梗塞、狭心症、弁膜症、心筋症、治療が必要な不整脈、リウマチ熱で心障害の疑いがある場合、その予防にペニシリン投薬を受けている場合

  • 悪性腫瘍

治療中だけではなく、手術を受けた後の経過がよくても受けられない

  • けいれん性疾患

採血することで発作の誘発を防ぐため、受けられない。失神を起こした経験がある場合も同様

  • 血液疾患

血友病、紫斑病などの出血性素因、再生不良性貧血、白血病、真性多血症のほか、重症の貧血にかかったことがある場合

  • ぜんそく

ぜんそくの症状があったり、発作が時々起こる場合は、採血中の事故を防ぐため受けられない

  • 脳卒中

現在異常が見られなくても、動脈硬化症などを考慮し、さらに、採血による影響も考え、受けられない

  • 輸血や臓器の移植を受けた経験がある

未知のウイルスに感染している可能性が考えられるため、受けられない。ただし、自己血輸血は含まない

  • B型・C型肝炎ウイルスやエイズウイルスの保有者

これらのウイルスは、感染初期には検査をしても検出できないため、過去6か月間で不特定の異性または新たな異性と性的接触があった場合、男性同士の性的接触があった場合、麻薬や覚せい剤を使用した場合、これまでにHIV(エイズ)検査が陽性だった場合

  • 梅毒、C型肝炎、マラリアにかかったことがある

その他のできない条件

上記のほかにも、まだ献血を受けられない条件はあります。

  • プラセンタ(ヒト胎盤)エキス注射剤を使用したことがある
  • 指定の育毛医薬品を使っている場合

「AVODART(アボダート)」(製造:Glaxo Smith Kline社)…6か月間

「PROPECIA(プロペシア)」(製造:Merck社)…1か月間

「PROSCAR(プロスカー)」(製造:Merck社)…1か月間

  • 妊娠中、授乳中の方
  • 海外から帰国して4週間以内、1980年以降、ヨーロッパの対象国に滞在もしくは居住した場合

献血を受けようと思って献血ルームに行っても、条件を満たしていないために献血ができないというケースはよくあります。現在健康でもできない場合があるので、献血に出かける前にチェックをしておくことをおすすめします。

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