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扁桃炎(扁桃腺炎)の種類と治療期間

更新日:2018/05/29 公開日:2016/02/18

扁桃炎(扁桃腺炎)の基礎知識

扁桃炎(扁桃腺炎)には、急性扁桃炎と慢性扁桃炎の2種類があり、中には扁桃そのものに痛みがほとんど出ない種類のものもあります。ここではドクター監修のもと、急性扁桃炎および慢性扁桃炎の特徴と治療期間について解説します。

扁桃炎(扁桃腺炎)にはいくつか種類がありますが、大きく分けると急性扁桃炎と慢性扁桃炎の2つになります。ここではそれぞれの特徴や治療期間について解説します。

扁桃炎の種類(急性、慢性)

扁桃(扁桃腺)は喉にあるリンパ組織で、細菌やウイルスが体内に入るのを防ぎます。しかし、風邪や疲労などで免疫力が下がっているときに病原体に感染すると、扁桃(扁桃腺)が炎症を起こして赤く腫れ、喉の痛みや発熱を引き起こして扁桃炎を発症します。

扁桃炎の原因はインフルエンザ菌、溶血連鎖球菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、EBウイルスといった細菌やウイルスなどです。扁桃炎には大きく分けて「急性扁桃炎」と「慢性扁桃炎」の2種類があります。

急性扁桃炎

38度から40度の発熱や、寒気、唾液を飲み込むのもつらいほどの喉の痛み、頭痛や体のだるさといった症状が1週間ほどで徐々に軽くなるものを「急性扁桃炎」と呼びます。急性扁桃炎は完治を待たずに治療を終わらせると、喉の腫れや痛みが一段とひどくなる「扁桃腺周囲炎(扁桃のまわりに強い炎症を起こすもの)」や「扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎を起こした部分に膿がたまるもの)」に進行することがあります。

慢性扁桃炎

急性扁桃炎をくりかえす場合を「慢性扁桃炎」と呼びます。慢性扁桃炎はさらに「慢性単純性扁桃炎」、「習慣性扁桃炎(反復性扁桃炎)」、「扁桃病巣感染症」といった種類に細かく分類されます。

慢性単純性扁桃炎
喉の痛みや乾燥、異物感、微熱などの症状が続き、子供よりも大人に多い病気です。
習慣性扁桃炎
反復性扁桃炎とも呼ばれます。喉の痛みと高熱が特徴の急性扁桃炎を繰り返し、子供に多く発症します。
扁桃病巣感染症
扁桃(扁桃腺)そのものには症状が出ないか、多少の痛みや違和感があるのみですが、皮膚や関節、腎臓などの扁桃(扁桃腺)以外の部位に症状が出る病気です。主に併発する病気として関節リウマチ、掌蹠膿胞症(手のひらや足の裏に小さな水疱や膿疱が多発する)、胸肋鎖骨過形成症(胸骨、肋骨、鎖骨に原因不明の異常骨化が起こる)、IgA腎症などがあげられます。

急性扁桃炎を繰り返すことで招く慢性扁桃炎には、長期にわたって根気よく治療が必要になるケースや、他の病気を引き起こす原因になるケースもあるので、注意が必要です。

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