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慢性扁桃炎とは?その症状、原因、治療法

更新日:2017/04/20 公開日:2016/02/18

扁桃炎(扁桃腺炎)の基礎知識

慢性扁桃炎は急性扁桃炎を何度もくりかえす病気で、中には扁桃そのものは炎症を起こさず、他の部位に症状が出るものもあります。ドクター監修のもと、慢性扁桃炎にみられる特徴や症状、原因および治療法を解説します。

慢性扁桃炎とはどういった病気なのでしょうか。ここでは慢性扁桃炎の特徴、原因および治療法について解説します。年に数回、のどに違和感を持つ場合には少しだけ注意したほうがいいかもしれません。

慢性扁桃炎とは?

慢性扁桃炎は年に複数回、急性扁桃炎をくりかえす病気のことです。急性扁桃炎では、急にのどが痛くなったり、嚥下時に痛みが生じたりします。急性扁桃炎は一般的には1週間程度で治ります。そして急性扁桃炎をくりかえす場合が慢性扁桃炎となるのです。

慢性扁桃炎の種類と症状

急性扁桃炎を年に3回から4回くりかえす場合に「慢性扁桃炎」と呼び、「慢性単純性扁桃炎」「習慣性扁桃炎」「扁桃病巣感染症」の3種類があります。その種類によって症状は異なります。

(1)慢性単純性扁桃炎

熱は急性扁桃炎ほど高くはありませんが、のどの痛みや乾燥、異物感が続きます。本来であれば加齢とともに縮小する扁桃が、扁桃炎を繰り返してきたことにより程度の大きさを保った状態であり、子供よりも大人に多く発症します。

(2)習慣性扁桃炎(反復性扁桃炎)

急性扁桃炎によってのどの痛みや高熱といった症状を年に5回以上くりかえします。子供がかかりやすく、ピークは小学校入学の前までとされています。

(3)扁桃病巣感染症(病巣性扁桃炎)

扁桃そのものに症状はほとんど現れないか、軽いのどの痛みや異物感がある程度です。ただ皮膚、腎臓、関節といった扁桃とは離れた部位に症状が出ます。併発しやすい病気には、関節リウマチ、掌蹠膿胞症(手のひらや足の裏に小さな水疱や膿疱が多発する)、胸肋鎖骨過形成症(胸骨、肋骨、鎖骨に原因不明の異常骨化が起こる)、IgA腎症などがあります。

慢性扁桃炎の原因

慢性扁桃炎の原因は、急性扁桃炎とほとんど同様で「インフルエンザ菌」、「溶血性連鎖球菌」、「肺炎球菌」、「黄色ブドウ球菌」のような、普段から体内に常在する細菌やウイルスによる感染です。

慢性扁桃炎の治療法

慢性扁桃炎は基本的に対症療法などによって治療していきます。ただ、場合によっては扁桃の摘出手術を行う場合もあるようです。

対症療法による治療

のどの炎症が比較的軽ければ、うがい薬やトローチなどによる治療が有効です。ひどく炎症を起こしていれば、原因となる細菌に対する抗生剤の内服薬を服用したり、炎症や痛みに対して消炎鎮痛剤、発熱には解熱剤などの対症療法を行うことで症状が軽減されます。

摘出手術による治療

扁桃炎を年に4回以上くりかえす場合や、扁桃周囲炎および扁桃周囲膿瘍といった重症の炎症を引き起こす場合には、扁桃の摘出手術を検討することもあります。扁桃の摘出は、全身麻酔をかけて口を開けた状態で行います。術後は目立つ傷跡が残ることもありません。手術自体は1時間半程度で済み、1週間ほどで退院できます。

急性扁桃炎をくりかえすと慢性扁桃炎になる

慢性扁桃炎は年に3回から4回程度も急性扁桃炎を生じる病気のことです。その種類は「慢性単純性扁桃炎」「習慣性扁桃炎」「扁桃病巣感染症」の3つに分けられます。基本的には対症療法によって治療していくことが多い病気になっています。年に数回、のどの違和感がある方は、一度医師に相談したほうがいいでしょう。

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