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洗浄液や目薬で洗ってもいいの?目の正しい洗浄方法

更新日:2016/12/09 公開日:2016/02/25

目のトラブルの対処法

目を清潔に保つには、洗浄すべきなのか。ここでは、そんな目のケア方法に関するよくある疑問について、ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。目のトラブルにつながるおそれのある、間違った目の洗浄方法についても解説します。

目は洗浄した方がいいのか、しない方がいいのか、以下でみてみましょう。

目の異物を洗い流すための洗浄

目にゴミが入ってゴロゴロする、シャンプーが目に入って痛い。そんな時は目をよく洗い、異物を洗い流すことが大切です。

特に、掃除中に塩素系の漂白剤や洗浄剤が目に飛んだ時は、下記のいずれかの方法で洗いましょう。

  • 弱い水流でシャワーを上向きに出して目を広げながら洗う。
  • 蛇口から水を流しっ放しにし、手のひらに溜めた水の中に目を浸けてまばたきをくりかえす

どちらの方法でも目に入ったものを流すのが目的ですから、洗いすぎないようにしましょう。洗うことで目に傷がつかない程度にしてください。その後、目に入った洗剤を持参して医療機関を受診しましょう。

また、花粉が目についた時も、目を洗って花粉を落とすことで、アレルギー症状を緩和させる効果があります。いずれの場合も、ゴシゴシ洗うと角膜を傷つけてしまうため、こすらないよう注意しましょう。

目は洗浄すべきか

異物が入った時と同様に、目を水で洗浄するのは、異物が入った時など必要最低限にしましょう。なぜなら、目にとって必要な涙を洗い流してしまうことになるからです。

涙のなかには水分のほかに、涙の蒸発を防ぐ油、粘膜を保護するムチン、ミネラルやタンパク質など、目を守るための成分がたくさん入っています。そのため、むやみに洗いすぎると目を守る機能が低下し、細菌やウイルスなどに感染しやすくなったり、ドライアイをまねいたりすることも。さらに、大量の水で洗うことで目の表面が傷つくこともあります。

間違った目の洗浄

では、市販の洗眼液を使って目を洗浄するのはどうでしょう。こちらも同様に、過度に洗浄すれば目に大切な成分を洗い流してしまうことにつながります。花粉やほこりを洗い流す場合など、洗浄が必要な時にだけ使用し、洗浄のしすぎは避けましょう。その際、洗眼カップを家族で使いまわすのは厳禁。誰かが感染性の結膜炎などにかかった時、ほかの家族にうつる危険があるからです。

洗眼液の代わりに、防腐剤が含まれておらず、涙に近い性質を持った人工涙液型の目薬を使用しても問題ありません。防腐剤が入っていないので、開封後は使用期限内に使い切ることが大切です。目薬にはタイプによってさまざまな薬剤や防腐剤が入っているので、そういった目薬で洗浄するのは控えましょう。

昔は目の洗浄はよいことで、眼科でも患者の目を頻繁に洗浄していました。しかし、洗眼のデメリットが明確になった現在は、「目の洗浄は本当に必要な時、最低限に」というのが常識になっています。

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