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目の治療で使用される「眼軟膏」とは

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/29

目のトラブルの対処法

目のトラブルで眼科を受診した際、「眼軟膏」が処方されることがあります。目の治療で使用される眼軟膏とは、どのような種類があり、どんな効果があるのでしょうか。ドクター監修の記事で詳しくお伝えします。

眼科医から処方される眼軟膏とは、どのような薬なのでしょうか。以下でみてみましょう。

目に使われる軟膏とは

眼科で出される薬には、目薬のほかに、チューブに入った眼軟膏と呼ばれるものもあります。目軟膏は粘性があるため、目に塗ってから少しずつ溶けて、効果が長く持続する特徴があります。また、まぶたと眼球とがこすれ合って傷つくのを避けるために、緩衝剤として処方されることもあります。

目に使われる軟膏の種類

眼軟膏には主に、以下のような種類があります。

エリコリ眼軟膏T・オフロキシン眼軟膏

ともに抗生物質で殺菌作用があり、細菌感染による麦粒腫(ものもらい)、細菌性結膜炎、細菌性角膜炎、感染性の眼瞼炎(がんけんえん)などの炎症を抑えて、症状を和らげます。オフロキシン眼軟膏は、目の手術前後の無菌化療法(感染症予防)にも使用します。

酢酸プレドニゾロン0.25%眼軟膏

合成副腎皮質ホルモン剤で、目の炎症を抑えます。ステロイド剤の中では、比較的作用がおだやかです。抗炎症作用により、結膜炎、角膜炎、麦粒腫、強膜炎、眼科手術後の炎症などによる痛みやかゆみを緩和する対症療法に使用します。

サンテゾーン0.05%眼軟膏

合成副腎皮質ホルモン剤で、ステロイド剤の中では作用が強めです。抗炎症・抗アレルギー作用によって、結膜炎、角膜炎、ブドウ膜炎、虹彩炎、強膜炎、眼科手術後の炎症などによる痛みやかゆみを緩和する対症療法に使用します。

ネオメドロールEE眼軟膏

抗菌作用と抗炎症作用があり、目や目の周辺の細菌感染をともなう炎症性の病気の腫れ、赤みを抑えます。

目に使われる軟膏のつけ方

眼軟膏の正しいつけ方の手順は、以下になります。

(1) 石けんを使ってよく手洗いをする。

(2) 鏡を見ながら、下まぶたを引き下げる。

(3) チューブを少し押して軟膏を出し、下まぶたに付ける。この時、チューブの先が眼球に触れないように注意。清潔な綿棒に軟膏をつけて塗布する方法でもOK。チューブのふたは不潔にならないようにしておいておくこと。

(4) しばらく目を閉じたままにし、軟膏が溶けて目の全体に行き渡るようにする。

(5) 最後にチューブに蓋をして終了。

眼軟膏は、1日1回就寝前に塗布するタイプが多く、もし目薬も一緒に処方されている場合は、まず目薬をさし、3~5分経ってから目軟膏を使うようにします。使用期限は約1か月で、それ以上経過したら目のトラブルの原因にもなるため使用は避けてください。

眼科で処方された眼軟膏の種類や使用方法についてわからないことがあれば、ドクターや薬剤師に説明してもらいましょう。

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