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不整脈とは?

更新日:2018/05/29 公開日:2016/02/22

不整脈の基礎知識

不整脈とは、どのような病気なのか。不整脈が起こる原因や症状のほか、検査・治療方法、予防法までドクター監修の記事で幅広くお伝えします。場合によっては命にかかわることもある不整脈は、正しい知識を身につけておくことが大切です。

不整脈の症状や原因をはじめ、治療や予防法まで幅広い知識を身につけておきましょう。

不整脈とは

心臓は筋肉(心筋)でできており、心筋にかすかな電気が流れて収縮することで動く仕組みになっています。不整脈は、この電気系統に異常が起こって脈が乱れている状態のことを言います。

心臓の上あたりには洞結節(どうけっせつ)という電気をつくるところがあり、そこから心臓全体に電気が流れています。不整脈が起きているときは、電気が心臓にうまく伝わらなかったり、異なる場所から電気が流れたりしている状態になっているというわけです。

不整脈の症状

脈が乱れたら必ず症状が出るわけではありません。程度によっては、脈の乱れに気づかないことも多くあります。

基本的に、脈が速くなると動悸や吐き気を感じやすくなり、冷や汗がでて意識が遠くなるといった症状がみられます。脈が異常に速くなると、めまいがするだけでなく意識をなくして倒れてしまうこともあります。一方、脈が遅いときには、めまいや立ちくらみ、息切れをしやすくなるのが特徴です。

詳しくは、『どんなものがある?不整脈の種類』をご覧ください。

不整脈の原因

不整脈を引き起こす主な原因として、以下の3つがあげられます。

ストレスによるもの

不整脈は、ストレスや疲労、睡眠不足、過度の飲酒、喫煙などによって生じることがあります。心臓の動きには交感神経が深く関係しているため、上記のようなストレスが続く環境に長くいると交感神経に異常が生じて心拍のリズムに乱れが生じやすくなります。

年齢、体質によるもの

また、年齢や体質が原因で不整脈を起こす場合もあります。年齢を重ねるほど不整脈が起こりやすくなり、中年以上になると、ほとんどの人が1日に数個の不整脈が起きているといわれています。ただし、子供や胎児の場合でも不整脈が起こることがあります。

子供がなる不整脈については、『子供の不整脈について』をご覧ください。

病気によるもの

不整脈を引き起こす主な病気は以下のものがあります。

  • 心臓弁膜症
  • 心不全
  • 冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)
  • 心筋症
  • 先天性心疾患
  • 甲状腺異常
  • 肺疾患

その他

他にも以下のようなことが原因となり得ることがあります。

  • 貧血・脱水状態・運動によるもの
  • 下痢や嘔吐時・発熱時
  • 薬の副作用

ただし、不整脈には原因が特定できないケースやこれらの原因がいくつか組み合わさり起こることがあります。

原因についてより詳細に知りたい方は、『ストレスが原因?不整脈はなぜ起こるのか』をご覧ください。

危険度や症状が違う!不整脈の種類

不整脈は大まかに「頻脈」「徐脈」「期外収縮」に分けられます。不整脈の種類によって危険度や症状が異なるため注意が必要です。

頻脈

運動や緊張とは関係なしに脈が異常に速くなることを感じたら注意が必要です。脈拍が増えると動悸が起こり、ひどい場合にはめまいや冷や汗、吐き気を生じます。脈が突然1分間に140回以上になった場合は、危険な状態であり、場合によっては意識を失うこともあります。

徐脈

頻脈とは反対に、脈拍数が極端に減る症状が治まらない場合、心不全が起きている可能性があります。

脈が途中で途切れてしまったり、異常に遅くなることを徐脈と言います。脈が遅くなると身体にだるさを感じ、動作にだるさを感じたり、激しい息切れが生じることがあります。1分間におよそ40回くらいまで脈拍が減ったときは危険な状態です。

期外収縮

血圧の波は決まった間隔であるのが正常ですが、脈が乱れて一時的に飛んだり、不規則なリズムになったりすることを期外収縮と言います。胸に不快感や痛みを感じ、必要な血液が体中に行き渡らなくなることによりめまいが起こることがあります。

期外収縮そのものは若くて健康な方でも1日に何回か起こることがありますが、連続して起こったり自覚症状がある場合には、医師に相談することをおすすめします。

不整脈の種類についてより詳細に知りたい方は、『どんなものがある?不整脈の種類』をご覧ください。

不整脈の検査方法

不整脈が起きているかを確かめるには、心臓の活動をグラフで表すことができる通常の心電図検査が中心となります。一般的に行われる心電図は短い検査で終わりますが、不整脈は時間をあけて発生することが多いため、心拍リズムを長い時間チェックできる検査を行う必要があります。

胸部X線、血液検査、ホルター心電図、運動負荷心電図、心臓超音波検査などのさまざまな検査方法があります。これらの検査によって、不整脈がどれくらい出ているのか、運動によって不整脈がどう変化するのか、狭心症が出ていないかなどをチェックします。

詳しくは『不整脈の検査方法とは』をご覧ください。

不整脈の治療方法

不整脈の種類や状態によって、内服薬を用いたり、ペースメーカーなどの植え込み手術が必要な場合があります。また、脈が速い頻脈(ひんみゃく)の場合、カテーテルアブレーションというカテーテルを用いた方法で治療できる場合があります。

脈が遅い徐脈(じょみゃく)の場合には、人工的に心臓に電気刺激を与えるペースメーカーという装置を体内に植え込むことで、日常生活が営めるようにしていきます。

また、命にかかわるような不整脈を自動で感知して止めることのできる埋め込み式の装置もあります。不整脈は自覚症状の有無や状態、出現する要因などによってまったく治療が異なり、場合によっては治療の必要がないこともありますので、主治医と相談しながら一人ひとりに合った治療を選択することが大切です。

不整脈を予防するには

不整脈の原因となるストレスや疲労を溜めこまない生活習慣を心がけましょう。喫煙に注意したり、体を動かしたりすることも大切です。

また、食生活ではビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、カルシウムを積極的にとるようにしましょう。

ほかにも塩分を控え、お酒の飲み過ぎにも注意しましょう。

詳しくは『不整脈を予防する食事・食べ物』をご覧ください。