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肺炎球菌感染症の予防接種(肺炎球菌ワクチン)

更新日:2018/05/17 公開日:2016/03/25

定期接種の予防接種

肺炎球菌感染症は子供や高齢者が感染すると重篤になることもあるため、肺炎球菌感染症の予防接種は乳幼児と65歳以上の高齢者を対象に定期接種を行っています。肺炎球菌感染症の接種スケジュールを乳幼児と高齢者に分けて説明します。

肺炎球菌感染症の予防接種(肺炎球菌ワクチン)について解説します。

肺炎球菌感染症ってどんな病気?

乳幼児と高齢者は特に注意

肺炎球菌感染症は肺炎球菌によって発症する感染症です。肺炎球菌は人間の鼻やのどの奥の方に住み着いている常在菌の一つで、特に高齢になると約3~5%の人に常在しています。また、肺炎球菌は肺炎を引き起こすことが多く、肺炎で亡くなった人のほとんどが65歳以上なので、特に高齢者の肺炎球菌による感染症予防が大切になります。

一方、小児では肺炎球菌感染症を発生した子供の多くは5歳未満といわれています。小児も高齢者も肺炎や髄膜炎などの重い合併症になることがあり、難聴や麻痺などの後遺症も報告されているので予防が大切です。

どのように感染が広がるのか?

肺炎球菌感染症は咳やくしゃみで肺炎球菌が飛び散り、それを吸い込んだ人に感染する飛沫感染です。肺炎球菌は常在菌の一つですが、免疫力の低下した人などが肺炎球を吸い込むと肺炎球菌感染症を発症することがあります。

また、成人の肺炎球菌感染は子供と触れ合う機会の多い人、たとえば幼い子供がいる家族や保育園などで働いている人は、かかりやすいので注意しましょう。

肺炎球菌予防接種の接種スケジュール

小児

接種は生後2か月から始めることができ、必要な回数は4回です。まず4週おきに3回接種し、4回目は3回目の接種から60日以上おいて生後12~15か月に行いのが標準的な接種期間です。

もし、1歳~23か月になってから接種をした場合は1回目の接種後60日以上たってから2回目を行うといったスケジュールです。2~4歳で接種を始めた場合は1回のみになります。

高齢者

高齢者の予防接種は2014年10月から定期接種となり、対象者は次のいずれかに該当する人です。

65歳以上の人については、2015~2018年度まではそれぞれの年度内に65歳になる、70歳になるといった5歳刻みで100歳までが対象となります。また、60歳以上65歳未満で心臓や腎臓などに障害がある人も接種が可能です。

肺炎球菌感染症の予防接種で起こりうる副反応・注意点

副反応

副作用の多くは接種したところの紅斑や痛み、腫れなどのほか、発熱や食欲減退などです。重い副作用には血小板減少やアナフィラキシーなどがあり、呼吸困難や蕁麻疹などのアレルギー反応は接種後30分以内が多いといわれています。

注意点

小児の発熱は38度以上の高熱が出ることもありますが、多くは2日以内に治まります。接種後3日以上の発熱が続いているなど気になる点があったら医師に診てもらいましょう。

また、高齢者では再接種の場合に副作用が強く出ることがあります。接種前には接種歴を確認しておき、接種後に気になる体調変化を感じたときには受診をおすすめします。

受け方・スケジュール立てのポイント

小児

小児では肺炎球菌による細菌性髄膜炎が生後6か月以降に増加しているので注意が必要です。細菌性髄膜炎を予防するには、生後2か月の時点でヒブワクチンとの同時接種がよいでしょう。

また、免疫力を高めるには生後6か月までに肺炎球菌ワクチンの3回分が終わるように、1回目は生後2か月に予定を入れましょう。また、肺炎球菌ワクチンは同時接種もできるので生後2か月にはB型肝炎やロタウイルスの接種を受け、さらに、生後3か月になれば四種混合も同時接種で受けられます。

高齢者

接種は希望者が行うものですが、肺炎による重症化を防ぐために対象年齢となる年度内に受けるようにしてください。

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