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医師による診察とは?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/03/17

検査・診察の基礎知識

医療機関で行われる診察にはさまざまなものがありますが、ひとつひとつに意味があります。ここでは、ドクター監修のもと、「診察」そのものの意義や診察の種類と目的、診察後の流れなどについて詳しく解説していきます。

診察の意義や種類、診察後の流れについて解説します。

医師が患者を調べる「診察」

診察とは、医師が患者の症状やその原因などを把握するために、さまざまな方法で患者の身体を調べることを言います。機械を使った検査ではわからない精神的な部分なども診ることで、より適した治療につなげていきます。場合によっては、患者が苦痛を感じる診察も行われるため、医師には患者への配慮が求められます。診察を目的として動かしたり触れたりすることを事前に理解してもらうための声かけや、丁寧かつ短時間で行うなどの配慮をしながら診察を進めていきます。

また、患者側も、医師が短い時間を有効に使って診察できるよう、症状を簡潔に的確に伝えられるようにするのが理想です。どのような症状がいつからあったのかなど、要点をメモしておくのもよいでしょう。

診察のときに医師が行うこと

診察の方法としては主に以下のものがあります。

問診

いつから、どういった症状があるのか、アレルギーの有無、服用中の薬のほか、家族歴などが聞かれる場合もあります。また、今までどんな病気をしたかについても聞かれます。

触診

症状がある部位を始め、その他関連している部位を触って機能評価します。

聴診

聴診器を使用し、呼吸音をはじめ腸音、心音も聴取します。それぞれ正常音というものがあり、正常な呼吸音、腸音、心音が聞こえるか、異常音がないかを診察します。そして、異常音のほかに音の強弱も重要な診察ポイントとなります。

視診

顔の色や表情、冷や汗の有無、意識状態、けいれん、不自然な動き、貧血、瞳孔や眼球の動き、皮膚の状態と色、関節などの左右差、首の血管の状態、お腹の状態など、さまざまな身体の状態が診察の対象となります。

打診

指で診察部位を叩き、跳ね返ってきた反応を見ます。指先や手のひらを使い、弱い力で狭い範囲を打診します。それ以外にも、打診音を聴診器で聴く(打聴診)や打鍵器による打診(ハンマー打診)、叩打診などもあります。

その他の診察

肝臓の病気や糖尿病では体臭が変化することがあるため、においから異常を発見するケースもあります。

診察をしてからの流れ

診察後は必要に応じて検査が行われ、その後治療に入るのが基本的な流れです(定期外来では、採血などの検査を先に行い、その後に診察が行われる場合もあります)。

問診、視診、触診や打診、聴診などの診察で医師が大まかな異常を把握し、診断に必要な検査を行い、結果により診断がついて治療に移行します。

この際、検査や治療に関して聞く権利が患者にはありますので、気になったことは医師や検査技師、看護師にきちんと聞くようにしましょう。

その後、必要に応じて薬が処方されます。この場合も、薬の服用方法や注意点についてわからないことがあれば、しっかり聞いておきましょう。