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体内をカメラで観察!「内視鏡検査」とは

更新日:2018/05/25 公開日:2016/03/13

体を調べる「生体検査」

内視鏡検査を使用する場面や目的について、こちらのドクター監修の記事でご紹介しています。上部消化管や下部消化管など、検査の種類や機材の種類に関する情報もまとめています。

内視鏡検査は、大きく分けて、口や鼻からカメラを挿入させる上部消化管内視鏡検査と、肛門からカメラを侵入させる下部消化管内視鏡検査と呼ばれるものがあります。体内を直接観察する事ができるので、しっかりと異常を観察する事ができます。

胃や大腸など、体内をカメラで直接調べる検査

内視鏡検査では、消化器、胃や腸の病気の有無、種類、進行度、良性悪性などを調べる事ができます。また、観察以外にも手術で使用されたり、必要に応じては、顕微鏡で検査を行うために、組織を採取することもできます。

上部消化管内視鏡検査(胃内視鏡検査)

食道・胃・十二指腸を調べる検査で、口、または鼻からファイバースコープを挿入して行います。胃内視鏡検査といえば、主に口から内視鏡を入れ、検査をしていましたが、最近では鼻から内視鏡を入れる検査も増えてきたようです。

内視鏡の管を入れる際には咽喉の刺激を和らげるためにゼリー状の局所麻酔剤を用います。嘔吐反射が強い人では、どうしても必要な場合に鎮静薬を用い寝た状態で検査が行われます。検査は、約10~15分で終了します。鎮静剤を使用した場合は、一人で運転して来院せずに、誰かと一緒に来るようにしましょう。また、鎮静作用がさめるまで、回復室で休む必要があります。

検査後、のどの麻酔が取れたら(約1~2時間後)食事を摂ることができるようになります。ドクターの指示に従う事が大事です。この検査で、発見できる異常は、炎症、潰瘍、がん、良性腫瘍などがあり、2cm以下の腫瘍であれば、内視鏡を使用しその場で切除することもあります。

下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡検査)

下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡検査)とは、肛門からファイバースコープを入れ、肛門から回盲部までを調べる検査です。

痔をお持ちの方は、事前に申し出が必要なので注意してください。

直腸と結腸の内部を調べ、腸の内部を記録する事ができます。また、上部消化管内視鏡同様、組織を微量採取し、悪性か良性かを調べる事もできます。腫瘍があった場合も2cmくらいのものでしたら、患者の同意があれば切除し、細胞診などの検査に出して、詳細を調べることもできます。

大腸内視鏡検査は、炎症、潰瘍、がん、良性腫瘍などの病気の有無、状態を確認できる検査です。基本的に鎮痛鎮静剤は使用しません。

病院によって検査方法は変わりますが、検査前日から下剤を服用するなどし、完全に腸管を空にしておかないと、十分な観察ができないこともあります。

検査後は、食事をとってもよいですが、ポリープ切除をした日はからいもの、刺激物の摂取、飲酒はしないようにします。また、検査後の排便時に、少し血液が混じる事がありますが、心配ありません。色素を散布した場合にも、便に色がつく事があります。

手術でも活躍する内視鏡「腹腔鏡」

手術で活躍する内視鏡「腹腔鏡」は、主に内視鏡外科などで受けることができます。

内視鏡「腹腔鏡」手術は、手術時に開腹せずに腹壁に開けた数個の小さな孔から腹腔鏡を腹腔内に挿入し同時に挿入した手術器具で遠隔操作で手術を行うもので、最近ではロボット手術も行われています。がんやその他の病変(胆のう、肝臓、すい臓、食道、胃、十二指腸、大腸、子宮など幅広い範囲を治療が対象)を摘出する手術ができます。

その他、内視鏡の種類

内視鏡検査は、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、内視鏡「腹腔鏡」以外にも下記のような内視鏡の種類があります。

超音波内視鏡

内視鏡の管の先端に超音波診断装置がついており、主に内視鏡検査と同時に行う検査です。消化壁の構造や、その周辺の組織、臓器を超音波によって診断することができます。

気管支内視鏡検査

口か鼻から内視鏡を入れ、気管や気管支の内部を調べます。この検査は、検査後、2~3時間ベッドに寝て、安静にする必要があり、1時間ほど飲食を控えなければなりません。

病気の症状や部位によって、適切な内視鏡を使っての検査ができるため、より的確な診断が可能になっています。